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TCP

TCP = Transmission Control Protocol 伝送制御プロトコル

Transmission Control Protocol - Wikipedia

Transmission Control Protocol(トランスミッション コントロール プロトコル、TCP)は、伝送制御プロトコルといわれ、TCP/IPの通信処理で使われるプロトコルのひとつ。
OSI参照モデルトランスポート層にあたる。
ネットワーク層のプロトコルであるIPの上位プロトコルとして使われる。

TCPは、セッションという形で1対1の通信を実現し、パケットシーケンスチェックによる欠損パケット再送などのエラー訂正機能などを持ち、データ転送などの信頼性の必要な場面でよく使用される。
一方他のトランスポート層プロトコルに比べ、プロトコル上のオーバヘッド?が大きい為、比較的低速となる。
速度が重要であり、信頼性をプロトコルに求めない場合にはUDPがよく使用される。

IETFにより、RFC 793 (STD 7) に技術仕様が規定されている。
コネクション型通信であり、3ウェイ・ハンドシェイク方式で接続を確立する。

TCP - ASCII.jpデジタル用語辞典

てぃーしーぴー 【TCP】
Transmission Control Protocolの略。

IPによるホスト間の伝送路を使って、信頼性のある通信路(コネクション)を実現する。
TCPには、「フロー制御」「誤り制御」「ふくそう制御」という3つの基本的な機能によって通信の信頼性を確保する。
フロー制御とは、受信側の処理能力にあわせて、送信側のパケットの量を調整する機能。
TCPの通信は、パケットを1つ受け取るごとに「受け取った」というパケットを送信側に送り返すのが原則となっている。
それでは効率が悪いため、TCPではいくつかのパケットをまとめて送り「受け取った」という返事もまとめて1回で済ませることで効率が低下しないようにしている。
こうした動作は、受信側ホストのバッファー容量を知らせるための「ウィンドウサイズ」をやり取りすることで実現される。
誤り制御は、到着パケットの順番が違っていたり、パケットが途中で壊れていないかを検出するための機能だ。
TCPではこうした「誤り」を検出するために、パケットに「シーケンス番号」という連番やチェックサムを付けている。
ふくそう」とはネットワークの混雑のことであり、ふくそう制御はネットワークの混雑を検出して、送信するパケットの量を調整する機能のことだ。
受信側から「パケットが届かない」という通知を3度連続して受け取るとふくそうが発生したとみなし、送信側が送信量を調整する。

リンク

コネクション型プロトコル
TCPヘッダ
UDP


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Last-modified: 2017-05-25 (木) 15:19:18 (2521d)