ネットワーク用語 > ping
ping †
ping(ピン、ピング)はIPネットワークにおいて、ノードの到達性を確認するためのソフトウェアである。
IPネットワークにおける基本的なツールの一つであり、IPが実装されている環境のほとんどにおいて、何らかの形で用意されている。
概要
pingはICMPの"echo request"パケットを対象ノードに投げ、対象ノードから"echo reply"が返ってくることで到達性を確認する。
pingではリプライが返ってくるまでの時間や応答率から、対象ノード間のラウンドトリップタイム (RTT) やパケットロス率を求めることができる。
これらは対象ノード間の回線状況を知るため重要な情報である。
前日までアクセス可能だったサイトがアクセス不能・困難になった時に原因や状況を調べるのに有効なツールである。
pingの歴史
1983年12月、当時アメリカ陸軍の弾道学研究所(Ballistics Research Laboratory)に所属していたマイク・ムース(Mike Muuss)が自身の管理するネットワークでのトラブルシュート用にプログラムを書いた。
そのプログラムの挙動が潜水艦などで使われるアクティブソナーの発する音波(=ping)の挙動と似ていることから、pingと名づけた。
この事からpingを実行する事を「pingを打つ」と呼ぶ場合が多い。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070731/278721/
●あて先の機器と通信できるかを調べるpingコマンド
pingコマンドはICMPを基にして実装されている。pingコマンドを実行すると,あて先の機器にエコー要求パケットが送られる。あて先の機器からエコー応答パケットが返ってくれば通信可能と判断できる。
リンク †
pingの正体!
http://www.kozupon.com/net/ping.html
Lesson3:pingとtraceroute,よく使うコマンドの裏側を知る - 図解で学ぶネットワークの基礎:ICMP編:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070731/278721/