Ubuntu > Ubuntuのアップデート

さくらのVPSでUbuntuを使い、OSのバージョンを更新してみます。

OSバージョンの確認

(参考)

OSのアーキテクチャーを確認するコマンド

(32ビットか64ビットかの違い)

arch

64bitの場合

X86_64

32bitの場合

i686

OSのバージョンを確認するコマンド

cat /etc/os-release

以下のように表示される。

NAME="Ubuntu"
VERSION="16.04.3 LTS (Xenial Xerus)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 16.04.3 LTS"
VERSION_ID="16.04"
HOME_URL="http://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="http://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="http://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
VERSION_CODENAME=xenial
UBUNTU_CODENAME=xenial

バージョンの更新

Ubuntu 16.04 LTS をUbuntu 18.04 LTS にバージョンアップする方法

(参考)

事前実行コマンド

まず、Ubuntuのアップグレードの前に下記のコマンドを順番に実行してパッケージを更新します。

sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt dist-upgrade

GRUBの設定

途中で、GRUB(OSのブートローダー)の設定をどうするか?と聞いてきました。
調べてみると、とりあえず以前の設定をそのまま使うのが無難なようでした。

ubuntu_update_grub.png

keep the local version currently installed

を選択してENTERキーを押します。

(参考)

アップグレード実行

パッケージの更新が終わればいよいよ下記のコマンドでUbuntuをアップグレードします。

sudo do-release-upgrade

キーボードの設定

途中で、キーボードの設定をどうするか聞いてきました。
日本語で使いたいので、「Japanese」を選択しました。

sysctl.confの設定

途中で、sysctl.confの設定をどうするか聞いてきました。
調べてみると、とりあえず以前の設定をそのまま使うのが無難なようでした。

ubuntu_update_sysctl-conf.png

N or O : keep your currently-installed version

以前のままの設定で使いたいので、「N」を選択しました。

(参考)

  • Linuxのカーネルパラメータをいじくってみる - いますぐ実践! Linuxシステム管理 / Vol.237 http://www.usupi.org/sysad/237.html

    最適に動いてほしいときなどの際に、 カーネルパラメータを操作する必要が生じます。
    ’’カーネルパラメータとは?’’
    そもそも呼び方が、「カーネルパラメータ」だったり「起動オプション」だったり 「引数」だったりと、統一されていないようですが、ここでは、 「カーネルパラメータ」と呼ぶことにします。
    カーネルパラメータというのは、カーネルの個々の機能やドライバが解釈して、 それぞれの振る舞いを変更できるようにするためのものです。

  • OSの「カーネル・パラメーター」とは、OSの動作を設定する項目のこと。
  • 「sysctl.conf」でカーネルパラメーターを設定しておくことができる。

ntpの設定

途中で、ntp.confの設定をどうするか聞いてきました。

ubuntu_update_ntp-conf.png

N or O : keep your currently-installed version

とりあえず、以前のままの設定で使うことにして、「N」を選択しました。

SSHの設定

途中で、openssh-serverの設定をどうするか?と聞いてきました。
とりあえず以前の設定をそのまま使うことにしておきます。

ubuntu_update_openssh.png

keep the local version currently installed

を選択してENTERキーを押します。

不要パッケージの削除

更新に伴い、不要になったパッケージを削除するか聞いてきます。
とりあえず、使う予定もないので削除します。
「y」を選択しました。

再起動

更新作業が終わると、システムの再起動をすぐに行うか聞いてきます。
すぐに再起動します。

以上で、更新作業が完了しました。

動作確認

再度、OSのバージョンを確認して、更新されたかどうか見てみます。

cat /etc/os-release

以下のように表示されていれば、更新はOKです。

NAME="Ubuntu"
VERSION="18.04.2 LTS (Bionic Beaver)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 18.04.2 LTS"
VERSION_ID="18.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=bionic
UBUNTU_CODENAME=bionic 

=16.04から18.04に更新された。

修正パッチの更新


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Last-modified: 2019-06-30 (日) 18:25:13 (1760d)