Ubuntu > Ubuntuのアップデート
さくらのVPSでUbuntuを使い、OSのバージョンを更新してみます。
OSバージョンの確認 †
(参考)
- Ubuntuのバージョン確認とアーキテクチャ確認コマンド | mawatari.jp https://mawatari.jp/archives/check-ubuntu-version
- UbuntuのOSバージョン/アーキテクチャ/カーネルバージョンを確認 - Qiita https://qiita.com/Higemal/items/aade4255180b41c60634
OSのアーキテクチャーを確認するコマンド †
(32ビットか64ビットかの違い)
arch
64bitの場合
X86_64
32bitの場合
i686
OSのバージョンを確認するコマンド †
cat /etc/os-release
以下のように表示される。
NAME="Ubuntu" VERSION="16.04.3 LTS (Xenial Xerus)" ID=ubuntu ID_LIKE=debian PRETTY_NAME="Ubuntu 16.04.3 LTS" VERSION_ID="16.04" HOME_URL="http://www.ubuntu.com/" SUPPORT_URL="http://help.ubuntu.com/" BUG_REPORT_URL="http://bugs.launchpad.net/ubuntu/" VERSION_CODENAME=xenial UBUNTU_CODENAME=xenial
バージョンの更新 †
Ubuntu 16.04 LTS をUbuntu 18.04 LTS にバージョンアップする方法
(参考)
- ubuntu 16.04 18.04 アップデート - Google 検索
https://www.google.com/search?q=ubuntu+16.04+18.04+%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%88 - Ubuntu 16.04 から 18.04にアップグレードする手順 - YoshinoriN's Memento
https://yoshinorin.net/2018/08/22/ubuntu1604-upgrade-to-1804/
事前実行コマンド †
まず、Ubuntuのアップグレードの前に下記のコマンドを順番に実行してパッケージを更新します。
sudo apt update sudo apt upgrade sudo apt dist-upgrade
GRUBの設定 †
途中で、GRUB(OSのブートローダー)の設定をどうするか?と聞いてきました。
調べてみると、とりあえず以前の設定をそのまま使うのが無難なようでした。
keep the local version currently installed
を選択してENTERキーを押します。
(参考)
- OSセットアップ情報(Ubuntu16.04 LTS) – さくらのサポート情報 https://help.sakura.ad.jp/hc/ja/articles/115000045522-OS%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E6%83%85%E5%A0%B1-Ubuntu16-04-LTS-
- さくらのVPS+Ubuntuでapt-get upgrade時にgrubエラー - KEINOS™の日記 https://blog.keinos.com/20170501_2168
grub(OSのブートローダー)の設定ファイルの新しいバージョンがあるがどうするか聞いてきているようです。
しかし、grubの設定ファイルを置き換えてしまうとVPSを再起動したときに起動しなくなることがあるそうなので、デフォルト(オリジナル)の設定のままにするため2番目の「keep the local version currently installed」を選んでおいた方がいいようです。
アップグレード実行 †
パッケージの更新が終わればいよいよ下記のコマンドでUbuntuをアップグレードします。
sudo do-release-upgrade
キーボードの設定 †
途中で、キーボードの設定をどうするか聞いてきました。
日本語で使いたいので、「Japanese」を選択しました。
sysctl.confの設定 †
途中で、sysctl.confの設定をどうするか聞いてきました。
調べてみると、とりあえず以前の設定をそのまま使うのが無難なようでした。
N or O : keep your currently-installed version
以前のままの設定で使いたいので、「N」を選択しました。
(参考)
- Linuxのカーネルパラメータをいじくってみる - いますぐ実践! Linuxシステム管理 / Vol.237 http://www.usupi.org/sysad/237.html
最適に動いてほしいときなどの際に、 カーネルパラメータを操作する必要が生じます。
’’カーネルパラメータとは?’’
そもそも呼び方が、「カーネルパラメータ」だったり「起動オプション」だったり 「引数」だったりと、統一されていないようですが、ここでは、 「カーネルパラメータ」と呼ぶことにします。
カーネルパラメータというのは、カーネルの個々の機能やドライバが解釈して、 それぞれの振る舞いを変更できるようにするためのものです。
- OSの「カーネル・パラメーター」とは、OSの動作を設定する項目のこと。
- 「sysctl.conf」でカーネルパラメーターを設定しておくことができる。
ntpの設定 †
途中で、ntp.confの設定をどうするか聞いてきました。
N or O : keep your currently-installed version
とりあえず、以前のままの設定で使うことにして、「N」を選択しました。
SSHの設定 †
途中で、openssh-serverの設定をどうするか?と聞いてきました。
とりあえず以前の設定をそのまま使うことにしておきます。
keep the local version currently installed
を選択してENTERキーを押します。
不要パッケージの削除 †
更新に伴い、不要になったパッケージを削除するか聞いてきます。
とりあえず、使う予定もないので削除します。
「y」を選択しました。
再起動 †
更新作業が終わると、システムの再起動をすぐに行うか聞いてきます。
すぐに再起動します。
以上で、更新作業が完了しました。
動作確認 †
再度、OSのバージョンを確認して、更新されたかどうか見てみます。
cat /etc/os-release
以下のように表示されていれば、更新はOKです。
NAME="Ubuntu" VERSION="18.04.2 LTS (Bionic Beaver)" ID=ubuntu ID_LIKE=debian PRETTY_NAME="Ubuntu 18.04.2 LTS" VERSION_ID="18.04" HOME_URL="https://www.ubuntu.com/" SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/" BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/" PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy" VERSION_CODENAME=bionic UBUNTU_CODENAME=bionic
=16.04から18.04に更新された。
修正パッチの更新 †
添付ファイル: ubuntu_update_openssh.png 193件 [詳細] ubuntu_update_ntp-conf.png 206件 [詳細] ubuntu_update_sysctl-conf.png 211件 [詳細] ubuntu_update_grub.png 222件 [詳細]