CSS > CSSの基本

CSSのバージョン

CSSのバージョンには、

しかし、CSSファイルには「バージョン」を指定する記法がないので、指定したCSSの反映はブラウザの対応状況に依存する。

CSSの書き方

セレクタ、プロパティ、値

CSSは、

p { color: red; }

コメント

CSSではコメントを「/*」と「*/」で囲む。

/* コメント */

CSSの適用方法

CSSの指定

XHTMLに適用するCSSを指定する方法は、4つある。

link要素

#code(css,nomenu){{

link rel="stylesheet" type="text/css" href="css/style.css" />
}}

@import

#code(css,nomenu){{

style type="text/css">
@import "css/style.css"

/style>
}}

style要素

#code(css,nomenu){{

style type="text/css">
p { margin: 15px; }

/style>
}}

style属性

#code(css,nomenu){{

p style="margin: 15px;">テキスト</p>
}}

CSSの文字コード

「link」や「@import」で読み込むCSSファイルの先頭行に「@charset "…";」で文字コードを記述しておく。

#code(css,nomenu){{
@charset "UTF-8";
}}

日本語ページの場合は、

あくまでもCSSファイルで使用する文字コードの指定であり、XHTMLの文字コードとは関係ない。
XHTMLと別の文字コードでも問題ないが、特に理由がなければXHTMLの文字コードと同じにしておく。

CSSのメディアタイプ

CSSを適用するメディア(デバイス、ソフトウェア)を、「メディアタイプ」によって指定することができる。
カンマ区切りで並べて、複数のメディアタイプを同時に指定できる。
メディアタイプを指定しない場合は、CSSがすべてのメディアに適用される。

メディアタイプデバイスやソフトウェア
allすべてのメディア
screen一般的なパソコンのモニタ
projectionプロジェクター・映写機
tvテレビ・テレビゲーム機など
handheld携帯端末(PDA・携帯電話)など
tty固定ピッチフォントで表示される端末
printプリンタ(印刷プレビューなどを含む)
speech音声読み上げ(音声ブラウザなど)
braille点字ピンディスプレイなど
embossed点字プリンタなど

XHTMLのlink要素でメディアタイプ指定

@importでメディアタイプ指定

#code(css,nomenu){{
@import url("projection.css") projection;
}}

@mediaでメディアタイプ指定

#code(css,nomenu){{
@media print {

 body { font-size: medium; }

}
}}

セレクタ

スタイルの適用対象を指定するのが「セレクタ」

セレクタの種類

名称セレクタ意味
ユニバーサルセレクタ*すべての要素* { color: #000000; }
タイプセレクタEその要素(E)p { color: #222222; }
子孫セレクタE F親要素(E)に含まれる子孫要素(F)p em { color: #cc0000; }
子セレクタE > F兄要素(E)に含まれる直接の子要素(F)p > em { color: #cc0000; }
隣接セレクタE + F兄要素(E)の直後の弟要素(F)h1 + p { color: #222222; }
クラスセレクタ.classnameclass属性値が「classname」の要素.note { color: #ff0000; }
IDセレクタ#idnameid属性値が「idname」の要素#header { color: #006600; }
属性セレクタE[attr]要素(E)がその属性(attr)をもつ場合input[type] { padding: 2px; }
E[attr="value"]要素(E)がその属性(attr)と値(value)をもつ場合input[type="text"] { padding: 2px; }
E[attr~="value"]要素(E)がその属性(attr)をもち、属性値が空白文字区切りで複数指定されており、その属性値(value)が含まれている場合p[class~="moveto"] { color: #000066; }
E[attr|="value"]要素(E)がその属性(attr)をもち、属性値が空白文字区切りで複数指定されており、その属性値(value)が前方一致で含まれている場合div[lang|="en"] { font-size: small; }

セレクタの記号について

擬似クラス・擬似要素

名前セレクタ意味
リンク擬似クラス:link未訪問リンクのときa:link { color: #000080; }
:visited既訪問リンクのときa:link { color: #800080; }
ダイナミック擬似クラス:hover要素がカーソルオンされたときa:hover { color: #ff0000; }
:focus要素がフォーカスされたときa:focus { color: #ff0000; }
:active要素がアクティブになったときa:active { color: #ff0000; }
言語擬似クラス:lang()要素に言語コードが指定されているときdiv:lang(en) { font-size: small; }
:first-child擬似クラス:first-child要素の中の最初の子要素div:first-child { font-style: italic; }
:first-line擬似要素:first-line要素の1行目のみp:first-line { font-weight: bold; }
:first-letter擬似要素:first-letter要素の1文字目のみh2:first-letter { font-size: large; }
:before/:after擬似要素:before要素の直前に内容を生成#main:before { content: "本文ここから"; }
:after要素の直後に内容を生成#main:after { content: "本文ここまで"; }

リンク擬似クラスとダイナミック擬似クラスを一緒に使う場合、指定する順番がある。
=ユーザーによるアクションの順番にする。

  1. :link
  2. :visited
  3. :hover
  4. :focus
  5. :active

セレクタの組み合わせ

コンテンツ範囲を示すID名やクラス名を基に、子孫セレクタでスタイルを適用

#code(css,nomenu){{

#header {

 height: 60px;
 background: #33cccc url(../images/header.jpg);

}

#header h1 {

 padding-top: 20px;
 padding-left: 15px;
 color: #ffffff;

}

#header h1 a {

 color: #0000ff;

}
}}

擬似クラスも利用した、やや複雑な子孫セレクタの例

#code(css,nomenu){{

#main .highlight ul li a:link {

 color: #000080;

}

#main .highlight ul li a:visited {

 color: #800080;

}
}}

子孫セレクタで、構造を示すIDやクラスは、タイプセレクタ(要素名)をつけないことが多い。
「div#header」ではなく、単に「#header」と指定する。
子孫セレクタをつなげて記述する場合、いちいち「div」が出てくると見づらくなるため省略する。

セレクタのグループ化

セレクタはカンマ区切りでグループ化して、同じスタイルを同時に指定可能。

#code(css,nomenu){{
h1,h2,h3 {

 color: #ff6600;

}
}}

グループ化するセレクタが長いときは、カンマごとに改行すると見やすくなる。
最後のセレクタには、カンマを付けないので注意。

#code(css,nomenu){{

#utility-nav ul li a:link,

#global-nav ul li a:link,

#local-nav ul li a:link {

 color: #0000cc;

}

#utility-nav ul li a:visited,

#global-nav ul li a:visited,

#local-nav ul li a:visited {

 color: #cc0000;

}
}}

プロパティ

ボックスモデル

boxmodel01.gif

http://html-coding.co.jp/knowhow/tips/000014/
ボックスモデルの概念
ボックスモデルとはブロックレベル要素がもつ短形領域の概念で、内容・マージン(margin)・パディング(padding)・ボーダー(border)から構成されます。

boxmodel02.jpg

http://www.justmystage.com/home/hodogaya/css11.html
マージン領域は常に透明として扱われます
ボックスと背景の関係ボックスに背景を指定した場合、内容領域、パディング、ボーダーの各領域には、指定した背景が適用されるが、マージンの領域は常に透明として扱われます。

プロパティ効果指定できる値
マージンmarginマージンの一括指定長さ、%、auto
margin-top上下左右のマージン長さ、%、auto
margin-right
margin-bottom
margin-left
ボーダーborderボーダーの一括指定太さ、形状、色をスペース区切りで
border-widthボーダーの太さ長さ、thin、medium、thick
border-styleボーダーの形状solid、dotted、dashed、noneなど
border-colorボーダーの色#rrggbb、#rgb、色名、transparentなど
border-top上下左右のボーダー太さ、形状、色をスペース区切りで
border-right
border-bottom
border-left
パディングpaddingパディングの一括指定長さ、%
padding-top上下左右のパディング長さ、%
padding-right
padding-bottom
padding-left
幅と高さwidth内容の幅長さ、%、auto
height内容の高さ長さ、%、auto
幅と高さの最大/最小max-width, max-height内容の最大幅と最大高さ長さ、%、none
min-width, min-height内容の最小幅と最小高さ長さ、%

添付ファイル: fileboxmodel02.jpg 934件 [詳細] fileboxmodel01.gif 1306件 [詳細]

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Last-modified: 2011-10-27 (木) 21:23:53