ネットワーク用語 > フローラベル
フローラベル = Flow Label
フロー・ラベル(Flow Label):RBB TODAY (ブロードバンド辞典)
フロー・ラベル(Flow Label)
IPv6(インターネット・プロトコル・バージョン6)の基本ヘッダの中に含まれるトラフィック・フロー(データの流れ)の識別子の1つ。
例えば、リアルタイム性が要求されるインターネット電話の音声パケット群に、フロー・ラベル(識別子)を付加することによって、優先順位の高い通信を行うことができるようになります。
フローラベル
読み:フローラベル
外語:Flow Labels 英語
IPv6ヘッダー内のフィールドの一つ。
概要
RFC2460においては、非デフォルトQoSやリアルタイムサービスなど、リアルタイム性の高いトラフィックにフローラベルを付けることで、優先順位の高い通信をすることができる、としている。
具体的には、インターネット電話のように特に高いリアルタイム性が求められる場合に使われる。
特徴
RFC3697(IPv6フローラベル仕様)においては、途中の経路での変更は一切してはならない。
送信元はフローラベル値が偶然に一致しないよう、連続値とするか、または疑似的にでも乱数にするべきである(SHOULD)、としている。
また、フローの扱いを提供しない経路(ルーター等)は、この値は無視する。
IPv6ヘッダフォーマット http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/ipv6-03/ipv6-01.html