ネットワーク用語 > 呼量
呼量 †
traffic intensity
呼量は、ある瞬間にいくつの呼が接続中かを表す単位で、すべての呼の利用時間を単位時間で割ったものです。
例として、1時間に3回線のそれぞれに電話がかかってきて、いずれでも30分通話したとしたます。
このとき、すべでの呼の利用時間は30分×3=90分、単位時間は1時間=60分なので、呼量は次のようになります。
30[分]×3/60[分]=1.5[アーラン]
これは、ある瞬間をとると平均1.5回線が通話中であることと同じです。
呼量
読み:こりょう
外語:traffic intensity
単位時間あたりの通話量。
単位はERL(アーラン)。
「呼量」は呼の延べ利用時間(「保留時間」と言います)を単位時間で割ったもので、アーランという単位を使って表します。
例えば、1時間当たりに60回の通話があり、平均利用時間が1回当たり2分間(120秒間)だったとします。
このときの延べ保留時間は120(秒)×60(回)=7200(秒)です。
1時間は3600秒ですから、呼量は7200÷3600=2(アーラン)になると計算できます。
テレフォニー用語 | 説明 |
呼 | 1回の通話の利用時間のこと。(電話を発信し、相手側で着信して電話が切られるまで) |
呼量 | 呼の利用時間の合計を単位時間で割った値のこと。 |
呼損率 | 電話をかけた時に、回線数が足らずに電話が発着信できない確率のこと。 |