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iSCSI = Internet Small Computer System Interface
アイ・スカジー
iSCSI
SCSIコマンドをIPパケットにカプセル化してデータをやり取りするためのプロトコル。
「SCSI over IP」,「Internet SCSI」とも呼ばれている。
米IBMと米シスコ・システムズが共同開発した技術。標準仕様はRFC3347で規定。
iSCSI対応のストレージ製品は,従来のSCSIインタフェースに代わってイーサネット・インタフェースを備える。
このためユーザーは,iSCSI対応のストレージ製品を直接LANに接続できる。
既存のファイバ・チャネルに比べると低コストに導入できる。
Internet Small Computer System Interface (iSCSI) は、2003年2月11日にIETFによってRFC (request for comment) として公表された公式な規格への提案 (Proposed standard) であり、SCSIプロトコルをTCP/IPネットワーク上で使用する規格である。
iSCSIはSCSI-3で規定されるフレームワークではトランスポート層に相当する。
トランスポート層には他に並列(パラレル)SCSIやファイバーチャネルがある。
ギガビット・イーサネットが一般化した現在、企業内で iSCSI を受け入れる環境は急速に整った。
iSCSIベースのストレージエリアネットワーク (SAN) の構築は、ファイバーチャネルによる SAN よりも安価で検討に値するものとなっている。
iSCSI:internet-SCSI
まったく新しいSCSIコマンドを提供する技術。
@IT:SANをIPで管理する~ファイバチャネルからの移行~
IP-SANとFC-SANの共存
3. iSCSI(internet SCSI)
iSCSIはSCSIコマンドをカプセル化し、IPネットワークでブロックデータのアクセスを行うものだ。
FCプロトコルを全く使わないネイティブなIP-SANを実現させられる点がFCIP、iFCPと大きく異なる。
また、IPsec(IPパケットの暗号化と認証を行うセキュリティ技術)が実装されている。
SCSIの特徴
SCSIコマンドをカプセル化しIPパケットとしてやりとりする
iSCSIを用いたIP-SANでは、
イニシエータは、ターゲットをSCSIコマンドで操作するために、イニシエータソフトをインストールしておく必要がある。
Windowsにイニシエータソフトをインストールすれば、iSCSIのIP-SANを利用できる。
イニシエータとはSCSIバス上で命令を出す装置であり、その命令を受け取る装置をターゲットといいます。
株式会社ニューテック - LAN接続のストレージiSCSIとは?
■プロトコル構成図:イニシエータターゲット
(※SCSIではホスト側をイニシエータ、デバイス側をターゲットと呼びます。)
イニシエータの入手方法
一般のNICで使用する場合、iSCSIイニシエータソフトを入手しOSにインストールします。
Windows用はMicrosoftにより入手可能です。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee338474%28WS.10%29.aspx
Microsoft iSCSI イニシエーターと iSCSI ターゲット