プログラミング in OCaml > 第1章 はじめに

1.5 OCamlの歴史

OCamlはMLというプログラミング言語を祖先として発展してきたプログラミング言語です。

ML (Meta-Language)

ロビン・ミルナー

Robin_Milner.jpg
(via Robin Milner | British computer scientist | Britannica.com)

OCaml

後に1980年代になって、ミルナーらによって標準的なMLとしてStandard MLが提案され、現在までにいくつかの処理系が開発されています。
一方、1980年代後半、フランスのINRIAでカテゴリカル抽象機械(categoricak abstract machine、通用CAM)という手法によるMLの実装方式が開発されました。その処理系がCamlと呼ばれるものです。
Camlは、1990年頃にザビエ・ルロワ(Xavier Leroy)によって、新しい実装方法が開発されてCaml Lightが誕生します。
その後、モジュール機構を導入したCaml Special Lightを経て1996年にオブジェクト指向機能が加わったOCamlがリリースされました。

ザビエ・ルロワ

Xavier_Leroy.jpg
(via Xavier Leroy - Home page https://xavierleroy.org/)


添付ファイル: fileXavier_Leroy.jpg 247件 [詳細] fileRobin_Milner.jpg 230件 [詳細]

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Last-modified: 2019-08-06 (火) 17:30:16