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ループ接続 †
Loop topology
FC-SANの接続方法の一つ。
サーバーやストレージ等の機器を、数珠つなぎで、ループにして接続する。
FC-AL接続とは
読み方は「エフシーエーエルセツゾク」。
英語表記「Fibre Channel Arbitrated Loop(ファイバチャネルアービトレーテッドループ」の略語。
サーバやストレージを接続する方式の1つ。
機器をループ状に接続、ファイバチャネルを利用した高速シリアルインタフェースを使用する。
HUBをカスケードすることで1ループに最大126台を接続可能だが、台数が増えると性能が低下する。
【初級】知っておきたいストレージの基礎 最終回(前半) SANの特徴:ITpro
SANのネットワーク形態は主に3つある。
「アービトレイテッド・ループ」という接続形態は、ノード間をループ状につないでいくのが特徴である。
あるノードの1つのポートを隣のノードのポートへ次々と接続してループを形成する。
比較的高価なファイバ・チャネル・スイッチがなくても複数ノードを接続できるため、経済的にSANを構築できる。
最大接続ノード数は126(パブリック・ループ*3構成では127)となる。
この接続形態では、全ノードが1つのループを共有するため、ノード数が増えると性能が低下する。
●SANの3つの接続形態
ファイバ・チャネルの物理インタフェースには,データを送信する「トランスミッタ」とデータを受信する「レシーバ」をペアで持つポートが用意されている。
このポートを使って3通りの形態で接続可能
SANテクノロジー最前線:ファイバチャネルでつなぐ意味 - ITmedia エンタープライズ
FC-SANには、ループトポロジ(アービトレーテッドループとも言う)とファブリックトポロジ(スイッチドファブリックとも言う)という2つの接続方式がある。
SCSIでは、サーバ側のホストバスアダプタにデイジーチェーンでストレージを接続するが、当初のFC-SANはSCSIに似た接続形態であるループトポロジが多用されていた。
ループトポロジは、1本のファイバチャネル帯域をリング状に1方向へ接続し、最大127台のデバイスで共有する方式。
デバイスのポートが別のポートとデータ通信を行うには、ループのアクセス権を取得する必要がある。
データ通信のポートの間に位置するポートは、リピータとして機能してデータを転送する。
ただし、ここで若干の遅延が発生するため、最大127台のデバイスをフルに接続することはまれであり、通常は少数台のストレージで構成されるSANで利用されることが多い。
また、ループトポロジでは、どこかのポートに障害が起きたときに、ループ自体が止まって接続されているすべてのデバイスが使用不能になってしまう危険性がある。
それを回避する手段として、ループを多重化して可用性を高めることも可能だが、現在では応答しないポートを自動的にバイパスするループハブを利用するのが一般的になっている。
ループハブの物理的接続形態は、スイッチを用いる後述のファブリックトポロジと同じスター形になる。
そこで、当初は導入コストが安価なループトポロジを採用し、将来的に帯域が必要になったら、ループハブの代わりにスイッチを導入するという手段を取ることもできる。