#author("2019-08-03T16:09:49+00:00","default:sagasite","sagasite")
[[プログラミングの基礎]] > 第4章 関数の定義
*4.2 関数定義の構文 [#x61e8365]
OCamlで関数を定義するには以下の構文を使います。
let 関数名 引数 … = 式
**引数(ひきすう) [#k64dc634]
引数は、パラメーター(parameter)のことで、数学の関数でいえばf(x)のxのことです。
引数を受け取ったら、右辺の式を計算するような関数を定義しています。
**関数名のルール [#x8c92cd3]
OCamlの関数の名前の付け方は、[[変数>Basic-of-programming_3-2]]の名前の付け方と同様に&color(red){アルファベットの小文字};で始まらなくてはなりません。
**例 [#h2ec92b5]
f(x) = 3x という関数をOCamlで定義すると次のようになります。
let f x = 3 * x
# let f x = 3 * x ;;
val f : int -> int = <fun>
# f 4 ;;
- : int = 12
# f(4) ;;
- : int = 12
**引数の数 [#x92caeb6]
関数の引数は2個以上にもできます。
(例)引数が2個の関数
g(x, y) = x^2 + y^2 - 4
という関数は次のように定義できます。
# let g x y = x * x + y * y - 4 ;;
val g : int -> int -> int = <fun>
# g 3 2 ;;
- : int = 9