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ネットワーク層 = network layer
ネットワーク層とは【network layer】(第3層) - IT用語辞典
ネットワーク層 【network layer】(第3層)
読み :ネットワークそう
別名 :layer 3, レイヤ3, L3
OSI参照モデルの第3層に位置し、データリンク層以下のプロトコルを使用して接続されているネットワーク同士の通信をおこなうための方式を定めたもの。
ネットワーク上の全コンピュータに一意なアドレスを割り当て、データの伝送経路選択、パケットサイズの変換などがおこなわれる。
IP(インターネットプロトコル)などがネットワーク層に属し、ルータなどの製品がネットワーク層をカバーしている。
ネットワーク層とは、OSI参照モデルにおける7階層の内の第3層の事である。
データリンク層が隣接する通信機器(ノード)間のフレーム配送に対する責任が有る一方で、ネットワーク層はエンド・ツー・エンド(起点から終点まで)のパケット配送に対する責任が有る。
ネットワーク層は、サービス品質と誤り検出訂正機能を維持したまま、一つまたはそれ以上のネットワークを介して転送元から転送先へ一連の可変長データを転送するための機能的手続き的手段を提供する。
ネットワーク層は、転送元から転送先に至るあらゆる場所、つまりあらゆる場所からあらゆる場所への情報転送を扱う。
(3)ネットワーク層(network layer)
この層には、データ通信端末からネットワークに対して接続の確立、開放を依頼する接続制御手順やネットワークでのデータ伝送制御手順などが規約化されている。
その他、ネットワーク層には、異なるネットワーク間の接続手順(ルーティング)なども規約により定められている。
代表的なネットワーク層プロトコルとしては、ITU-T勧告X.25のレイヤ3プロトコルと、TCP/IPのIPプロトコル(Internet Protocol)がある。IPプロトコルは、インターネットやLANの標準プロトコルとして有名である。