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データグラム

データグラム = Datagram

データグラム ‐ 通信用語の基礎知識

データグラム
読み:データグラム
外語:datagram 英語
 
送信元から送信先まで転送されるのに十分な情報を含んだ自己内蔵型データのこと。
このデータがどのコンピューターから来たのか、という以前のデータ転送についての情報を無視することが出来る。
 
概要
IPUDPのように、コネクションレス型通信におけるデータ単位を表わす。
これは例えば、IPデータグラム、UDPデータグラム、のように表現される。
しかし、最近はあまりこの語は使われず、パケットという語が使われることが多いようだ。

データグラムとは -- Key:雑学事典

データグラムとは
通信を行う両端末間の通信路に関する考え方でコネクションレス型の通信手段です。
送信するデータ中に宛先のアドレスを指定することによって、通信経路にある中継システムが動的に経路を選択して宛先までデータを届ける通信形態をとります。
TCP/IPIPプロトコルのデータをIPデータグラムUDPのデータをUDPデータグラムと呼びます。
一般的にこのようなコネクションレス型通信方式のことをデータグラムと呼ぶこともありますし、この方式で送受信をされるデータそのものをデータグラムと呼ぶこともあります。
 
補足
データグラムは順序非保証。

データグラム(Datagram):RBB TODAY (ブロードバンド辞典)

データグラム(Datagram)
IPUDPにおけるデータ転送の単位。
データグラムとは、もともと「パケット」という言葉と並んでARPANETで扱われた用語で、「データの転送方式」と「データ転送の単位」の両方の意味をもっていました。
これをTCP/IP通信において、「TCP」と「IPUDP」の2つに分けて説明します。

(1) データの通信方式
TCPにおける通信方式は、エンド・システム同士(端末間)で通信の接続関係(コネクション)を確立してから行うコネクション型の通信方式です。
この時、エンド・システム間には、コネクション型のバーチャル・サーキット(VC:Virtual Circuit、仮想回線)という仮想的な通信路が設立され、この通信路を使用してエンド・システム間でTCP通信が行われます(注. TCPではこのVCをストリーム型の通信とも言います)。
このため、データは順序正しく相手に届けられます(信頼性のある通信)。
 
一方、IPUDPにおける通信方式は、TCP通信とは異なり、通信する際に相手と通信の接続関係(コネクション)を確立しない通信方式をとります。
このとき、送信元の端末は、送信する情報(データ)の中に宛先のアドレスを付加しておきます。
データはその宛先アドレスに従って通信路の状況(混み具合など)を見ながら(ルータの経路表に従って)、最適な通信路をダイナミックに選定して通信を行います。
このため、データは順序正しく相手に届けられません(信頼性を保証しない通信)。
このように、通信路を固定的に設定しないで、個々のデータの中の宛先アドレスを元に通信路を決める通信を、「データグラム通信」あるいは「コネクションレス型通信」と呼びます。
現在は、一般に「コネクションレス型通信」という表現が使用されています。

(2) データ転送の単位
TCPにおいて送信するデータの単位は、正式には「セグメント(Segment)」あるいは「TCPセグメント」と呼ばれます。
UDPおよびIPにおいて送信するデータの単位は正式には、「データグラム」あるいは「UDPデータグラム」、「IPデータグラム」と呼ばれます。
ただし、現在は、「パケット」という単位が広く使用されており、例えば「IPデータグラム」というよりも「IPパケット」という表現が一般的になっています。
またTCPやUDPの場合も、「TCPパケット」や「UDPパケット」とも呼ばれます。

データの名称

http://program.sagasite.info/wiki/index.php?plugin=attach&refer=OSI%E5%8F%82%E7%85%A7%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB&openfile=tcpip0801.jpg

リンク

フレーム
パケット
IP
UDP


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