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Peer to Peer
P2Pとは 【 Peer to Peer 】 〔 ピアツーピア 〕 - IT用語辞典
ピアツーピア
P2P 【 Peer to Peer 】 ピアツーピア / P to P
ネットワーク上で対等な関係にある端末間を相互に直接接続し、データを送受信する通信方式。
また、そのような方式を用いて通信するソフトウェアやシステムの総称。
データの送り手と受け手が分かれているクライアントサーバ方式などと対比される用語で、利用者間を直接つないで音声やファイルを交換するシステムなどが実用化されている。
P2P方式のシステムには、扱うデータの種類や利用者の参加の仕方により様々な種類がある。
特定の利用者間をつないで1対1で音声通話やメッセージの送受信を行うインスタントメッセンジャーやインターネット電話、利用者がバケツリレー式に別の利用者にデータのコピーを送信するインターネット放送システム、不特定多数の利用者を匿名でつないでお互いにファイルを交換し合うファイル共有ソフトなどが有名な応用例である。
単にP2Pと言った場合は最後のファイル共有ソフトのことを指す場合が多い。
ピアトゥピアまたはピアツーピア(英:peer to peer, peer-to-peer)とは、多数の端末間で通信を行う際のアーキテクチャのひとつで、対等の者(Peer、ピア)同士が通信をすることを特徴とする通信方式、通信モデル、あるいは、通信技術の一分野を指す。
P2Pと略記することが多く、以下本記事においてもP2Pとする。
なお近年、特に匿名ユーザーによるインターネット上のファイル共有を目的に、P2P技術を応用して作成されたソフトウェアが社会的に注目を浴びている。
その特徴となる技術はP2P通信ネットワークのオーバーレイヤーとして別の名称が割り当てられるべきであるが、広くP2Pソフトウェアとよばれ認識されている現状があるため、とりあえずP2P共有として分離した。
また、無線通信で使われるモバイルアドホックネットワークも、P2Pの一種であるが、無線での通信可能距離を稼ぐという特有の使い方である。