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MSS = Maximum Segment Size 最大セグメント長
MSSとは【Maximum Segment Size】(最大セグメントサイズ) - IT用語辞典
MSS 【Maximum Segment Size】(最大セグメントサイズ)
読み :エムエスエス
TCPで通信を行う際に指定する、データの送信単位(セグメント)の最大値。
TCPではセグメントと呼ばれる大きさごとにデータを区切って送受信を行う。
セグメントの大きさは16ビットの値で表現され、最大で64KBまで設定できる。
通信を行うときは受信側が最初にMSSオプションで自らが受信できるセグメントの最大値を送信側に通知し、送信側はこれを超えないようデータを細かいセグメントに分割して送信する。
Maximum Segment Size - Wikipedia
Maximum Segment Size(マキシマム・セグメント・サイズ、最大セグメント長)とは、TCPにおける1セグメントで転送可能なデータの最大長をさす。
略してMSSと呼ばれることが多い。
MSSの値はMTUと関連している。
MTUはIP層における、ヘッダを含めた最大長である。
MSSにTCPヘッダとIPヘッダを加えた長さがMTUに収まっていれば、分断化せずに転送できる。
標準的な長さは、TCPヘッダが20バイト、IPv4ヘッダが20バイトである。
このためMSSはMTUから40バイトを引いた値とすることが多い。
ただしIPv6ヘッダは40バイトとなるほか、TCPでもIPでもオプションがつくとヘッダ長が増加する可能性がある。