ApacheなどのWebサーバで使用できる、Webサーバの動作をディレクトリ単位で制御するためのファイル。
具体的には、CGIやSSIなどを実行するための宣言(命令)や、拡張子ごとにファイルタイプを指定するMIMEタイプの設定、ユーザ認証、IPアドレスやドメイン単位でのアクセス制限などを書き込むことができる。
.htaccessファイルで設定した内容は、.htaccessファイルがあるディレクトリとそのサブディレクトリに効果があり、効果があるディレクトリに入っているファイルすべてに影響をおよぼす。
また、サブディレクトリにも.htaccessファイルを別に置くこともでき、この場合は両方のファイルの効果が発生する(矛盾するときはサブディレクトリの設定を優先)。
Webサーバの設定ファイル(httpd.conf)を使用すると.htaccessファイルで設定できる内容を制限できるため、Apacheなどが動作しているサーバでも.htaccessを使用できなかったり、一部の機能しか使用できなかったりすることもある。