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Internet Protocol Version 6(インターネット プロトコル バージョン6)、IPv6(アイピーブイ6、アイピーバージョン6)は、Internet Protocolの一種で、OSI参照モデルにおいてネットワーク層に位置付けられるプロトコルである。
現在、主流のIPv4にかわるものとして、それまで約 2^32(= 約42億)個であったIPアドレスを約 2^128(= 約340澗)個まで使えるようにしたのが大きな特徴の一つである。
340澗個のアドレスとは、340兆の1兆倍の1兆倍(340京の1京倍)のアドレス空間があるということである。
実際の運用では、回線事業者がエンドユーザのルーターに提供する最小単位は/64ブロックのことが多い。
また、アドレスの下位の64ビットであるインタフェースIDは、一意性を得るためにMACアドレス等から生成されるEUI-64フォーマットが使用されることが多い。(/64でなければならないわけではない)
また、Webブラウザのアドレスバーに入力する場合など、URLのホストパートをIPv6アドレスで指定したいときは、例えば::1ならば[::1]のように半角の角括弧でくくる。[RFC 3986]
IPv6とは 【 Internet Protocol Version 6 】 - IT用語辞典
アイピーブイロク / アイピーブイシックス
IPv6 【 Internet Protocol Version 6 】
アドレス資源の枯渇が心配される現行のインターネットプロトコル(IP)IPv4をベースに、管理できるアドレス空間の増大、セキュリティ機能の追加、優先度に応じたデータの送信などの改良を施した次世代インターネットプロトコル。
インターネット10分講座:IPv6アドレス~技術解説~ - JPNIC
1. インターネットとIPアドレス
インターネットに接続している機器には、インターネット内で一意の識別番号(=IPアドレス)がつくのが基本です(NAT等の機器を用いて、一つのIPアドレスを複数の機器で共有することはありえます)。
インターネットを介して機器同士が通信をするためには、相手のIPアドレス宛にIPパケットを送ります。
このIPアドレスは、現在広く利用されているIPv4(IPバージョン4)で32ビット幅、IPv6では128ビット幅となっています。
そもそもIPv6が開発された大きな理由は、IPv4においてIPアドレスが不足することが予想されたため、それを解決しようとしたことです。
IPv4アドレスの絶対数は約43億個であり、インターネットが通信基盤の一つとなって世界中で利用されている現在、60億を越える世界人口を考えてみてもその不足は明らかです。
IPv6の128ビットというアドレス幅は、今後のインターネットの発展による接続機器の増大にも十分に耐えられるよう考慮され、決定されました。