#author("2019-07-30T15:45:10+00:00","default:sagasite","sagasite")
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[[プログラミングの基礎]] > 第2章 基本的なデータ

*2.1 整数 [#l6dbc8dd]
OCamlでは数値型のデータとして「整数」と「実数」が用意されています。
整数には、小数点以下がありません。

**四則演算 [#v66e7f10]
整数に対しては、四則演算が用意されています。

-加算「+」
-減算「-」
-乗算「*」
-除算「/」

***割算の商と余り [#c1319ce0]
整数の割算(除算)は、商と余りを求めることができます。
-商「/」
-余り「mod」

(例)
***(例) [#n455a06c]
 # 7 / 2 ;;
 - : int = 3
7割る2の商は3。

 # 7 mod 2 ;;
 - : int = 1
7割る2の余りは1。

**四則演算子の優先順位 [#e95e7c12]
カッコを使わずに書くと、数学と同じように加減算よりも乗除算が先に計算されます。
カッコを使えば、カッコの中が先に計算されます。

***(例) [#w4a5c7bf]
 # 7 - 3 * 4 ;;
 - : int = -5

 # 7 / 2 * 2 ;;
 - : int = 6
(7 / 2は3になり、3 * 2が6になっています。)

 # 7 * 2 / 2 ;;
 - : int = 7
(7 * 2は14になり、14 / 2が7になっています。)

整数同士の割算では、商も整数になるので注意が必要です。
(7 / 2は実数の3.5にはなりません。)


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