プログラミングの基礎 > 第2章 基本的なデータ
2.1 整数 †
OCamlでは数値型のデータとして「整数」と「実数」が用意されています。
整数には、小数点以下がありません。
四則演算 †
整数に対しては、四則演算が用意されています。
- 加算「+」
- 減算「-」
- 乗算「*」
- 除算「/」
割算の商と余り †
整数の割算(除算)は、商と余りを求めることができます。
- 商「/」
- 余り「mod」
(例) †
# 7 / 2 ;; - : int = 3
7割る2の商は3。
# 7 mod 2 ;; - : int = 1
7割る2の余りは1。
四則演算子の優先順位 †
カッコを使わずに書くと、数学と同じように加減算よりも乗除算が先に計算されます。
カッコを使えば、カッコの中が先に計算されます。
(例) †
# 7 - 3 * 4 ;; - : int = -5
# 7 / 2 * 2 ;; - : int = 6
(7 / 2は3になり、3 * 2が6になっています。)
# 7 * 2 / 2 ;; - : int = 7
(7 * 2は14になり、14 / 2が7になっています。)
整数同士の割算では、商も整数になるので注意が必要です。
(7 / 2は実数の3.5にはなりません。)