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[[ネットワーク用語]] > iFCP * iFCP [#m84cb671] iFCP = Internet Fibre Channel Protocol [[「iFCP」とは:ITpro>http://itpro.nikkeibp.co.jp/word/page/10007013/]] >iFCP internet fibre channel protocol [[ファイバ・チャネル>ファイバチャネル]]で構築したストレージ・エリア・ネットワーク([[SAN]])同士を,インターネット技術を使って接続するための技術仕様。 2003年12月にRFC3643として規定された。 &color(red){ファイバ・チャネル技術には伝送距離の限界があるため,中継部分に伝送距離の制限がないインターネット技術を使うという発想から生まれた。}; 遠隔地間に設置したストレージ装置の間でデータのバックアップや同期を取るために使う。 同様のことを実現するための技術にファイバ・チャネルのデータ・フレームを[[IPパケット]]でカプセル化する「[[FCIP]]」がある。 FCIPとiFCPの違いは,FCIPが,遠隔地にある二つのストレージ装置やサーバーをポイント・ツー・ポイントで接続するのに対し,iFCPは,中継部分のIPネットワークにつながるストレージ装置やサーバーを&color(red){マルチ・ポイントで動的に接続できる};点である。 [[IP SAN:基礎知識:日立ストレージソリューション>http://www.hitachi.co.jp/products/it/storage-solutions/techsupport/basicknowledge/ipsan.html]] >iFCP:internet-Fibre Channel-Protocol Fibre Channelフレームをそのまま使うのではなく、IPファブリックを利用し、Fibre Channelを完全補完する技術。 - Fibre Channelエンドシステムをサポート - ストレージトラフィックに対して、Any-to-AnyのIPルーティングが可能 - 各サイトのSANは独立して管理される CENTER:&ref(ifcp.jpg); [[@IT:SANをIPで管理する~ファイバチャネルからの移行~>http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/tanpatsu/14ipsan/01.html]] >''IP-SANとFC-SANの共存'' 2. iFCP(Internet Fibre Channel Protocol) FCフレームをカプセル化する点では[[FCIP]]と同様だが、FCフレームをそのまま使うのではなく、接続先のアドレスを自分の持っている変換テーブルに基づいて変換してからカプセル化する点が異なる。 これによりIP上でアドレスを認識することが可能になる。つまり、Any-to-Any接続してIPルーティングさせることが可能となるのだ。 ネームサービスとしてはiSNS(Internet Storage Name Server)をサポートする。 FCイニシエータからのSNSサービスの要求に対しては、 1. 内部にてiSNS要求に変換 2. iSNSサーバのレスポンスがあればそのFCとIPアドレスを自分の変換テーブルに記録 3. SNSフォーマットにしてイニシエータに返す といった動作をする。 なお、iSNSはFCのSNSにDNSを結合したもので、デバイスディスカバリやステートチェンジノーティフィケーションが容易に行われるようにしたものだ。 ''iFCPの特徴'' - エンドシステムとしてFCデバイスをサポートする([[FCIP]]と異なりFCスイッチは不要)。 - ストレージトラフィックに対してAny-to-AnyのIPルーティングが可能。 - FCIPと異なり、iFCPで接続しても個々の[[FC-SAN]]の論理的な独立性は保たれる(個々のFC-SAN内で発生した不具合は、iFCPを経由して別のFC-SANに伝播することはない)。 - [[iSCSI]]への移行が考慮されているので、FCとIPが混在するSANからIPのみで構成されるSAN(ネイティブなIP-SAN)への移行が可能。 CENTER:&ref(zu3.gif); >FCフレームをIPで認識できるように変換する CENTER:http://program.sagasite.info/wiki/index.php?plugin=attach&refer=IP-SAN&openfile=zu1.gif ** リンク [#i85d7ea4] [[SAN]] [[FC-SAN]] [[IP-SAN]] [[FCIP]] [[iSCSI]]