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IGRP

IGRP = Interior Gateway Routing Protocol

Interior Gateway Routing Protocol - Wikipedia

Interior Gateway Routing Protocol(IGRP)は、シスコシステムズの開発した距離ベクトル型IGP
自律システム内のルーター間でルーティングデータの交換に使われた。

IGRPは独自プロトコルであり、大規模ネットワークでRIPを使ったときの制約(最大ホップ数が15までで、単一のルーティング統計情報しかない)への対処の1つとして開発された。
IGRPはルート毎に複数の統計情報をサポートし、帯域幅、遅延、負荷、MTU、信頼性などがある。
2つのルートがあるとき、事前に調整可能な計算式でそれら統計情報を組み合わせて1つの統計量とし、ルート選択に利用する。
IGRPでの最大ホップ数は255(デフォルトでは100)で、ルーティングの更新は(デフォルトでは)90秒毎にブロードキャストされる。

IGRPはCIDRの導入される以前のクラスを考慮したルーティングプロトコルである。
したがってサブネットマスクを扱えず、全てのアドレスをクラスA、B、Cに分類して扱う。
このようなプロトコルはIPアドレス枯渇問題の原因の1つとされ、廃れていった。


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