[[ネットワーク用語]] > URG

* URG [#m58a7511]

URG = URGent (urgent)

[[URG ‐ 通信用語の基礎知識>http://www.wdic.org/w/WDIC/URG]]
>URG
読み:アーグ
外語:URG: Urgent 英語
 
[[TCPヘッダー>TCPヘッダ]]内のControl Bits(制御ビット)領域にあるフラグビットの一つ。

>''概要''
[[TCP]]通信で、そのセグメントの緊急ポインターフィールドが有効である際、このビットを立てる(1にする)。
このビットを含むパケットをURGパケットという。

CENTER:http://program.sagasite.info/wiki/index.php?plugin=attach&refer=TCP%E3%83%98%E3%83%83%E3%83%80&openfile=fig01.gif

[[URGパケット ‐ 通信用語の基礎知識>http://www.wdic.org/w/WDIC/URG%E3%83%91%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88]]
>URGパケット
読み:アーグ・パケット
外語:URG packet 英語
 
TCPのパケットで、URGフラグを1にしたもの。

>''概要''
[[TCP]]通信で、そのセグメントの緊急ポインターフィールドを有効にする場合は、URGフラグをセットする。
このパケットがURGパケットである。

>''特徴''
緊急ポインターフィールドは、&color(red){優先的に送信する必要があるデータ};が存在する時に使用される。

>''ストリーム通信''
TCPの場合、データはストリームとして扱われるため、データには順序が存在する。
データはバッファーより順番に送信される。
受信も順番に行なわれるが、データの処理がまだ終わっていない場合、あるいは必要なデータが全て受信されていない場合には上位層にはすぐには渡さず、必要な処理が終わるまで待機する。

>''緊急''
しかし時には、緊急中止命令を送りたい場合、あるいは即時にアプリケーションに渡さねばならないデータが発生することもある。
この時にはURGパケットを送信する。
&color(red){URGフラグがセットされたパケットは通常のデータストリームではなくなり、バッファーの順序等は無視され速やかにアプリケーションに送られる。};
このため、out of bandデータとも呼ばれる。
またこの緊急パケットを悪用し、不正なデータを送りつけシステムのクラッシュを目論む攻撃をout of band攻撃という。

http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/network/baswinlan015/baswinlan015_02.html
>「URG(urgent)フラグ」フィールド:1bit幅
 
「URG(urgent、緊急)」フラグは、このTCPパケット中に「緊急データ」が含まれていることを表す。ただし実際に緊急データを使っているアプリケーションはほとんどない。

** リンク [#e4a5f470]
[[3ウェイハンドシェイク]]
[[TCPヘッダ]]

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