[[ネットワーク用語]] > TCP

* TCP [#d254a07e]

TCP = Transmission Control Protocol 伝送制御プロトコル

[[Transmission Control Protocol - Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/Transmission_Control_Protocol]]
>Transmission Control Protocol(トランスミッション コントロール プロトコル、TCP)は、伝送制御プロトコルといわれ、[[TCP/IP]]の通信処理で使われる[[プロトコル]]のひとつ。
[[OSI参照モデル]]の[[トランスポート層]]にあたる。
[[ネットワーク層]]のプロトコルである[[IP]]の上位プロトコルとして使われる。

>TCPは、セッションという形で1対1の通信を実現し、パケットシーケンスチェックによる欠損パケット再送などのエラー訂正機能などを持ち、データ転送などの信頼性の必要な場面でよく使用される。
一方他のトランスポート層プロトコルに比べ、プロトコル上の[[オーバヘッド]]が大きい為、比較的低速となる。
速度が重要であり、信頼性をプロトコルに求めない場合には[[UDP]]がよく使用される。

>IETFにより、RFC 793 (STD 7) に技術仕様が規定されている。
コネクション型通信であり、&color(red){3ウェイ・ハンドシェイク方式};で接続を確立する。

[[TCP - ASCII.jpデジタル用語辞典>http://yougo.ascii.jp/caltar/TCP]]
>てぃーしーぴー 【TCP】
Transmission Control Protocolの略。

>[[IP]]によるホスト間の伝送路を使って、信頼性のある通信路([[コネクション]])を実現する。
TCPには、「[[フロー制御]]」「誤り制御」「ふくそう制御」という3つの基本的な機能によって通信の信頼性を確保する。
フロー制御とは、受信側の処理能力にあわせて、送信側のパケットの量を調整する機能。
TCPの通信は、[[パケット]]を1つ受け取るごとに「受け取った」というパケットを送信側に送り返すのが原則となっている。
それでは効率が悪いため、TCPではいくつかのパケットをまとめて送り「受け取った」という返事もまとめて1回で済ませることで効率が低下しないようにしている。
こうした動作は、受信側ホストのバッファー容量を知らせるための「[[ウィンドウサイズ]]」をやり取りすることで実現される。
誤り制御は、到着パケットの順番が違っていたり、パケットが途中で壊れていないかを検出するための機能だ。
TCPではこうした「誤り」を検出するために、パケットに「[[シーケンス番号]]」という連番やチェックサムを付けている。
「[[ふくそう>輻輳]]」とはネットワークの混雑のことであり、ふくそう制御はネットワークの混雑を検出して、送信するパケットの量を調整する機能のことだ。
受信側から「パケットが届かない」という通知を3度連続して受け取るとふくそうが発生したとみなし、送信側が送信量を調整する。

** リンク [#a2e363eb]
[[コネクション型プロトコル]]
[[TCPヘッダ]]
[[UDP]]

-RFC日本語版リスト
http://www5d.biglobe.ne.jp/~stssk/rfcjlist.html

-RFC793 転送制御プロトコルDARPAインターネットプログラムプロトコル仕様書
http://www5d.biglobe.ne.jp/~stssk/rfc/rfc793j.html

-RFC翻訳ページ
http://www.f4.dion.ne.jp/~adem/rfc/index.html

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