[[ネットワーク用語]] > MACアドレス

* MACアドレス [#jdf5db69]

MACアドレス = Media Access Control address

[[MACアドレス - Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/MAC%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9]]
>MACアドレス(マック・アドレス、Media Access Control address)は、ネットワーク上で、各ノードを識別するために設定されているLANカードなどのネットワーク機器のハードウェアに(原則として)一意に割り当てられる物理アドレスである。
[[OSI参照モデル]]でいえば、第2層([[データリンク層]])Media Access Controlのアドレスにあたる。

>''概要''
WindowsのコマンドプロンプトではPhysical Addressと表記されており、単に[[物理アドレス]]と呼ばれたりNode ID(ノードID)の別名でも呼ばれることがある。
 
イーサネットの場合、&color(red){48ビット(EUI-48)の符号};である。
MACアドレスの表現には、04-A3-43-5F-43-23 や 32:61:3C:4E:B6:05 といったオクテットで区切り16進数表現を用いる("04","5F"や"B6"が、それぞれオクテットである)。
このMACアドレスのうち、最初の24ビット04-A3-43がベンダーID部、次の8ビット5Fが機種ID、最後の16ビット43-23がシリアルIDとなることが一般的である。
この場合、上位32ビットでネットワーク機器の機種名まで特定可能である。

>''グローバルアドレスとローカルアドレス''
先頭オクテットのビット0x02がグローバルアドレスとローカルアドレスを識別するビットであり、OFFであればグローバルアドレス、ONであればローカルアドレスであることを示している。
また、先頭オクテットのビット0x01がユニキャストとマルチキャストを識別するビットである。
 
グローバルアドレスの場合、上位24ビットはネットワーク製品の製造者が、世界中のMACアドレスの管理を行なっているIEEEに1,650米ドルという料金を支払って、割り当てと登録を受けており、OUI(Organizationally Unique Identifier)と呼ばれる。
下位24ビットは各製造者が独自に重複しないように割り当てており、1つのOUIの割り当てを受けることで1677万7216個の製品に個別のMACアドレスが割り振れる。
この仕組みにより、原則として、MACアドレスは世界中で唯一の番号となる。IEEEではOUIの登録データをWebで検索できるようにしている。

>IPv4では、MACアドレスとIPアドレスの相互変換には、[[ARP]]や[[RARP]]という[[プロトコル]]を用いる。
IPv6では、MACアドレスとIPアドレスの相互変換には、ICMPv6で規定されている近隣者発見プロトコル (Neighbor discovery, NDP)を用いる。

>''MACアドレスの変更''
MACアドレスが変更可能なネットワーク機器もかなり販売されている。
このため無線LANなどで使用されているMACアドレス・フィルタリングはあまり効果的でない。

>''MACアドレスの枯渇''
MACアドレスが有限の符号である以上、理論的には枯渇というものが考えられる。
しかし、IPアドレス枯渇問題などで話題になるIPv4と違い、MACアドレスは&color(red){281兆4749億7671万0656個};と多いため、現状では差し迫った問題にはなっていない。

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> http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/network/tcpip007/tcpip01.html
''MACアドレスのフォーマット''
MACアドレスは、48bit(6オクテット)から構成されており、最初の3オクテットはOUIと呼ばれ、最後の3オクテットは各ベンダが管理する番号になっている。
各オクテットを伝送する場合は、それぞれの最下位bitから順番に送信されるので、最初のビットは、第1オクテットの最下位ビット(「I/G」ビット)となる。
「I/G」は802.3用語で「&color(red){Individual Address(個別アドレス)};/&color(red){Group Address(グループ・アドレス)};」の略。
「G/L」は&color(red){Global};と&color(red){Local};の略。
I/Gが0なら個々のステーション宛、1なら複数のステーション宛であることを表す。
すべて1ならば「ブロードキャスト・アドレス」となり、すべてのステーション宛になる。

[[ASCII.jp:EthernetでのID「MACアドレス」を理解する>http://ascii.jp/elem/000/000/417/417556/]]
''MACアドレスとは何か''
EthernetのMACアドレス(Media Access Control Address)とは、物理的に接続されたネットワーク上の&color(red){ネットワークインターフェイスを識別するためのアドレス};である。
ネットワークインターフェイスカード([[NIC]])の製造時にMACアドレスがハードウェアに組み込まれるため、[[ハードウェアアドレス]]とも、[[物理アドレス]]とも呼ばれている。

MACアドレスは&color(red){48ビット長(6バイト)のアドレス};情報である。
表記には16進数が用いられ、1バイト(16進数で2桁)単位に“-(ダッシュ)”や“:(コロン)”で区切って表わすことが多い。

MACアドレスの最初の3バイトは「OUI(Organizationally Unique Identifier)」と呼ばれる番号で、IEEEで管理されるベンダーIDだ。
残る3バイトは各ベンダーにおいて製品ごとに重複しないよう管理されている番号である。
そのため、MACアドレスは世界中に1つしかないNICに固有の番号となっている。

MACアドレスのフォーマットで、特別な意味を付与している部分が先頭の1バイト中にある。
I/GビットとG/Lビットである。

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>MACアドレスのフォーマット

I/GビットのI/Gは「Individual Address(個別アドレス)/Group Address(グループアドレス)」の略であり、1のときにIndividual、0でGroupを示す。
「G/L」はGlobalとLocalの略である。
通常製品に設定されているMACアドレスは、I/Gが0(個別アドレス)、G/Lが0(グローバルアドレス)に設定されている。

一般に、このような特殊ビットはアドレスの先頭(上位ビット)に割り当てられ、伝送路上に最初に送信されるようにすることが多い。
しかし、MACアドレスの特殊ビットは最初の1バイトの下位ビット側に置かれている。

Ethernetのデータ送信は1バイト単位に行なわれるが、その1バイトを送信する際、実は下位ビットから伝送路上に送出している。
そのため表記上はMACアドレスのI/GビットとG/Lビットは先頭に表われないが、実際の伝送路上にはI/Gビット、G/Lビットの順に送信されるのである。

** リンク [#pca8f521]
[[ARP]]
[[RARP]]

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