[[ネットワーク用語]] > FCIP

* FCIP [#ncb18688]

FCIP = Fibre Channel over Internet Protocol

[[「FCIP」とは:ITpro>http://itpro.nikkeibp.co.jp/word/page/10006967/]]
>FCIP
Fibre Channel over IP
 
ファイバ・チャネル・コマンドをIPネットワーク上で転送するプロトコル仕様。
遠隔地にあるファイバ・チャネルSAN(storage area network)を連携させられる。
 
通常のファイバ・チャネル技術では到達距離に制限があるため,離れた2拠点間での高速データ・バックアップが難しい。
FCIPはIPでカプセル化することで,長距離通信に対応させる。 

[[IP SAN:基礎知識:日立ストレージソリューション>http://www.hitachi.co.jp/products/it/storage-solutions/techsupport/basicknowledge/ipsan.html]]
>FCIP:Fibre Channel over IP
[[FC-SAN]]を[[Fibre Channel>ファイバチャネル]]の機能を最大限に利用して、&color(red){距離を伸ばす技術};。
- [[FC-SAN]]の延長で、Fibre Channelを完全補完
- [[IP]]は[[WAN]]を経由したトンネリングとしてのみ利用
- 一つの大きなSANシステムが形成されるため、取り扱いが簡単

CENTER:&ref(fcip.jpg);

[[@IT:SANをIPで管理する~ファイバチャネルからの移行~>http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/tanpatsu/14ipsan/01.html]]
>''IP-SANとFC-SANの共存''
1. FCIP(Fibre Channel over IP)
 
FCIPは、[[FC-SAN]]を[[FC>ファイバチャネル]]の機能を最大限に利用して距離を延ばすための技術。
FCフレームをそのままカプセル化し、Point-to-Point(1対1)にて接続する。
Any-to-Any(n対n)接続して、IPルーティングさせることはできない(アドレッシングはFC上で行われておりIP上でアドレスが意識されることはない)。
FCIPデバイスのディスカバリはFCの機能であるSNS(Simple Name Server)で行われる。
 
FCIPはFC-SANの中で使われることが前提のIP-SANプロトコルであり、[[iSCSI]]で実現するネイティブな[[IP-SAN]](FCプロトコルの通信が全く行われないIP-SAN)への移行は考えられていない。
よって、IP-SANというよりも、&color(red){FC-SANの接続距離延長手法};としてとらえられることもある。

''FCIPの特徴''
- [[FC-SAN]]の伸長でFCプロトコルを完全保存
- [[IP]]は[[WAN]]を経由する際の[[トンネリング]]としてのみ利用
- FCIPを経由して接続されているSANは接続距離にかかわらず、論理的に単一のSANとなる
- 接続距離にかかわらず、SAN上で発生した不具合が伝播してしまう。
- エンドシステムはサポートしない。このためFCデバイスがエンドデバイスとなり、FCを介して、接続される。

CENTER:&ref(zu2.gif);
>FC-SANを最大限に活用して接続距離を伸ばす

CENTER:http://program.sagasite.info/wiki/index.php?plugin=attach&refer=IP-SAN&openfile=zu1.gif

** リンク [#od01cc5b]
[[SAN]]
[[FC-SAN]]
[[IP-SAN]]
[[iFCP]]
[[iSCSI]]
[[ファイバチャネル]]

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