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[[ネットワーク用語]] > ESP
* ESP [#pc518c94]
ESP = Encapsulated Security Payload
[[ESP( Encapsulating Security Payload )>http://nw-exam.com/mondai/NW0037.html]]
>[[IPsec]]において、[[パケット]]のデータ部を暗号化し、途中経路での盗聴から守る[[プロトコル]]を何と言う?
''回答''
ESP(Encapsulating Security Payload)
''解説''
ESPは、IPパケットの暗号化と、送信データの改ざん検出を同時に行うための[[プロトコル]]で、IPsecのもう一つのプロトコルである[[AH]]との違いは、IPパケットを暗号化できる点と、認証範囲にあて先IPアドレスが含まれない点になります。
ESPによる[[VPN]]構築方法には、[[トンネルモード]]と、[[トランスポートモード]]があり、トンネルモードは、IPパケットそのものを暗号化し、ESPヘッダを付与し、ESPヘッダを含めて認証範囲とする認証データをフッター部に付与し、その後トンネル用の[[IPヘッダ]]を新たに付与します。
一方、トランスポートモードは[[TCP]]、[[UDP]]データを暗号化し、IPヘッダとの間にESPヘッダを挿入する形をとります。
トンネルモードを利用した場合には、本来のIPアドレスが暗号化される為、トランスポートモードよりもセキュリティーレベルが高いと言えます。
[[ESPヘッダ(イー・エス・ピー。Encapsulating Security Payload Header):RBB TODAY (ブロードバンド辞典)>http://dictionary.rbbtoday.com/Details/term1319.html]]
>ESPヘッダ(イー・エス・ピー―。Encapsulating Security Payload Header)
IPsecでは、認証に加えて暗号化も行う場合は、ESPヘッダが使用されます(RFC 2402)。
暗号化のアルゴリズムや鍵情報は、ESPヘッダ中のSPI(Security Parameters Index)で指定されるSA(Security Association)によって決まります。
ESPヘッダの本体には、暗号化されたペイロードおよびパケットの認証(完全性検査)のためのAuthentication Data(認証データ)が含まれています。
暗号化の方式としては、最低限DES-CBC(RFC 1829。鍵長56ビット)を実装することが必須です。
ESPのIPプロトコル番号には50が使われます。
IPsecで実装が義務づけられている、このDES-CBCとは、“Data Encryption Standard - Cipher Block Chaining”の略で、共通鍵暗号のDES(56ビット鍵長)を、CBCというやり方で連続するデータ・ブロックに適用する方式です。
CBCの適用によって、ブロック間のデータに関係が生じるので、暗号の解読がより困難になります。
CENTER:&ref(vpntech02.gif);
>http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/remvpn01/remvpn01_02.html
''IPsecプロトコルのフォーマット''
IPsecにはパケットを暗号化しないモードもあるが、これは暗号化をする場合のフォーマットの例。
ESP(Encapsulating Security Payload)は、暗号化されたデータをカプセル化するためのヘッダ。
トランスポート・モードは1対1の接続に、それ以外はトンネル・モードで利用する。
CENTER:&ref(esp.png);
>http://www.ipa.go.jp/security/awareness/administrator/remote/capter7/7.html
ESP(Encapsulating Security Payload、暗号ペイロード)フォーマット
** リンク [#tbbbf264]
[[AH]]
[[IPsec]]
[[トランスポートモード]]
[[トンネルモード]]
IPsec - トランスポートモード・トンネルモード -
http://www.infraexpert.com/study/ipsec6.html
第7章リモートアクセスとVPN----7.7 IPsec
http://www.ipa.go.jp/security/awareness/administrator/remote/capter7/7.html