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URG

URG = URGent (urgent)

URG ‐ 通信用語の基礎知識

URG
読み:アーグ
外語:URG: Urgent 英語
 
TCPヘッダー内のControl Bits(制御ビット)領域にあるフラグビットの一つ。

概要
TCP通信で、そのセグメントの緊急ポインターフィールドが有効である際、このビットを立てる(1にする)。
このビットを含むパケットをURGパケットという。

http://program.sagasite.info/wiki/index.php?plugin=attach&refer=TCP%E3%83%98%E3%83%83%E3%83%80&openfile=fig01.gif

URGパケット ‐ 通信用語の基礎知識

URGパケット
読み:アーグ・パケット
外語:URG packet 英語
 
TCPのパケットで、URGフラグを1にしたもの。

概要
TCP通信で、そのセグメントの緊急ポインターフィールドを有効にする場合は、URGフラグをセットする。
このパケットがURGパケットである。

特徴
緊急ポインターフィールドは、優先的に送信する必要があるデータが存在する時に使用される。

ストリーム通信
TCPの場合、データはストリームとして扱われるため、データには順序が存在する。
データはバッファーより順番に送信される。
受信も順番に行なわれるが、データの処理がまだ終わっていない場合、あるいは必要なデータが全て受信されていない場合には上位層にはすぐには渡さず、必要な処理が終わるまで待機する。

緊急
しかし時には、緊急中止命令を送りたい場合、あるいは即時にアプリケーションに渡さねばならないデータが発生することもある。
この時にはURGパケットを送信する。
URGフラグがセットされたパケットは通常のデータストリームではなくなり、バッファーの順序等は無視され速やかにアプリケーションに送られる。
このため、out of bandデータとも呼ばれる。
またこの緊急パケットを悪用し、不正なデータを送りつけシステムのクラッシュを目論む攻撃をout of band攻撃という。

リンク

3ウェイハンドシェイク
TCPヘッダ


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