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Interior Gateway Protocol - Wikipedia
Interior Gateway Protocol (IGP) は、IPネットワークにおいてAS内部での経路情報の交換に利用されるルーティングプロトコルの総称。
ベンダーフリー実装である、RIPやOSPF、IS-ISがある他、シスコシステムズ独自実装であるIGRPやEIGRPが利用されている。
IGPとは【Interior Gateway Protocol】 - IT用語辞典
インターネットのようにTCP/IPを用いて複数のネットワークを接続した環境において、各ネットワーク間で接続機器が経路情報をやり取りするためのプロトコル。
具体的にはRIPやOSPFがIGPとして用いられる。
大規模なTCP/IPネットワークは、各組織が保有・運用する小規模なネットワークである「AS」(Autonomous System)を単位として、これを相互に接続した形態になっている。
このAS内での経路制御に用いられるプロトコルがIGPである。
異なるAS間で経路情報をやり取りするプロトコルはEGPと呼ばれる。
RIPは最も初期から用いられているIGPで、30秒間隔でそれぞれのルータがルーティングテーブルを送信し合うことで、経路情報を更新し続ける。
RIPでは、最適経路は単純に通過するルータの数によって判断され、通過ルータ数に最大数を設定することで無限ループを回避している。
OSPFは第二世代のIGPで、AS内を複数のエリアに分割して管理したり、ルータ間の経路コストを設定する機能などを備えており、RIPよりも高機能と言われている。
RIPとOSPF以外にも、RIPに機能を追加したRIP2や、Cisco社の独自仕様であるIGRPなどがある。