ネットワーク用語 > オーバーヘッド
オーバーヘッド = overhead
オーバーヘッドとは、「余計な手間」のこと。
オーバーヘッド(overhead)は、直訳すると「頭上」「頭上の」と言う意味になるが、転じて自分の頭よりも高いところや上空なども指す。
「間接費」と言う意味から転じたコンピュータ用語。
コンピュータ業界においては、よく「ある処理を行うために余分に(間接的に)掛かってしまうコスト」として用いられる。
このコストとは、主に処理時間である事が多い。例えば、とあるAと言う処理を単純に行った場合10秒掛かったとする。 しかし、安全性を考慮し付加的にBと言う処理を追加した結果、処理時間が15秒になったとしたら、この場合のオーバーヘッドは5秒であると言える。
また、この処理Bを改良し、B´と言う処理にした結果、処理時間が12秒になった場合、これは「オーバーヘッドが3秒短縮」されたと言える。 またこの時、「処理B´は処理Bよりオーバーヘッドが小さい」「処理Bは処理B´よりオーバーヘッドが大きい」といった言い方をする事もある。
ここから転じて、単に「余計な時間」「余計にしなければならない作業」といった意味合いで用いられる事がある。
オーバーヘッド 【overhead】
間接費という意味の英単語。
ITの分野では、何らかの処理を進める際に、間接的・付加的に必要となる処理とそれにより発生する負荷の大きさのことを言う。
同じ処理を行うのにも実装の仕方によってオーバーヘッドが大きくも小さくもなる。
おーばーへっど 【オーバーヘッド】 Overhead
何かを処理するとき、システムやプロトコルの処理の負荷。
サーバーやネットワーク機器などのハードウェアの処理能力や、OSなどのシステムソフトウェアの性能など、個々の性能によって、システム全体にかかる負荷に対して用いられる。
通信の場合、実際にデータを転送する時間に加えて、相手先の受信確認や再送信などの時間がかかる。
この&color(red){余分な作業}をオーバーヘッドという。
本来の処理に加えて、余分にかかる負荷のことを指す言葉で、オーバーヘッドはできるだけ小さいことが望ましい。