学習方法の研究

学習における行動力の測定

勉強するとき、どれくらい計画を実行できるのか?その時々の計画実行能力を把握する必要がある。

参考リンク

2011.08.07 ひとりで学ぶ人が知っておくべき8つの数字
http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-507.html

進度の目安

 独学は、自分の《脚》で進むものだから、その行程をプランニングするのにあてにできる《時刻表》はない。
 行き先を示す《地図》と自分の《脚力》を照らし合わせて、そのおおよそを推し量るしかない。

 言い換えれば、どれだけの時間をかければ何ができるのか、自分の《知的脚力》を知らない人のプランが計画通り進むハズがない。
 けれど大抵の場合、計画倒れの原因は、自分についての無知ではなく、意志の弱さなどに求められるのだ。不幸な話である。

 自分で学ぶこと、すなわち自律学習ができるためには、自分で目標を具体化し、モチベーションを保ち育て、行動と成果を観察して、自分で間違いに気づきそれを修正して、必要ならやり方を選び直し、遅れ等のズレについても対策を講じなくてはならない。

 目の前の事に打ち込みつつ、冷静な目でそれを捉えなくてはならない。

 たとえば、どれほど優れた方法であっても、それを採用し自分のものにするためには、自分の行動と成果を観察して、評価し、殆どの場合、自分の能力と状況とに合わせてチューニングする必要がある。
 自分のやり方とその結果を、知り続けなくてはならない。

 自分についての知識からはじめよう。そして不断にそれを更新しよう。
 
 自分がどのやり方ならどれだけのことができるか、
 予測し、測定し、記録する。
 先に予測を立てるプロセスを加えて、これを繰り返すうちに、自分(の行動と成果)を捉える精度は急速に高まる。
 自己コントロールの基盤が踏み固められる。

 ストップウォッチを持って書物を繰ることをいさぎよしとしない向きがあるが、ここではセルフ・モニタリングの効用を強調したい。

 自分についての記録をとることは、
1.行動の水準を安定させ、何事であれ成果を改善する。
2.自分の《現在位置》を教え、モチベーションを維持し、また高める。
3.自己認識、メタ認知のレベルを向上させ、能力を使いこなす力を養う。

 体重や歩数についてするように、基礎的な《知的脚力》を測定し、記録しよう。

 容易に数値化できるものを選んで、グラフ化までやることをオススメする。
 いずれも母語とメインに使う外国語について(つまり4×2=8だ)知っておく。

 単純で基礎的な《知的脚力》で慣れておけば、より大きな行動のセットを予想-測定-記録のサイクルを回すことも容易になる。

(書く)
・[手書き]ノート1ページに何文字(または何ワード)書けるか? また何分で書けるか? 書き損ないは平均何文字出るか?
・[キーボード入力]1000文字を何文字(または何ワード)で書けるか? タイプミスは平均何文字出るか?

(読む)
・15分間に何文字(または何ワード)読むことができるか?

(要約する)
・一章分(一冊の本)を要約する何分かかるか?


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