#author("2019-06-30T09:20:21+00:00","default:sagasite","sagasite")
#author("2019-06-30T09:34:37+00:00","default:sagasite","sagasite")
[[Ubuntu]] > Ubuntuのアップデート

さくらのVPSでUbuntuを使い、OSのバージョンを更新してみます。

#contents

* OSバージョンの確認 [#y2994be8]

(参考)
- Ubuntuのバージョン確認とアーキテクチャ確認コマンド | mawatari.jp https://mawatari.jp/archives/check-ubuntu-version
- UbuntuのOSバージョン/アーキテクチャ/カーネルバージョンを確認 - Qiita https://qiita.com/Higemal/items/aade4255180b41c60634

** OSのアーキテクチャーを確認するコマンド [#lec51967]
(32ビットか64ビットかの違い)
 arch

64bitの場合
 X86_64
32bitの場合
 i686

** OSのバージョンを確認するコマンド [#w935e680]
 cat /etc/os-release

以下のように表示される。
 NAME="Ubuntu"
 VERSION="16.04.3 LTS (Xenial Xerus)"
 ID=ubuntu
 ID_LIKE=debian
 PRETTY_NAME="Ubuntu 16.04.3 LTS"
 VERSION_ID="16.04"
 HOME_URL="http://www.ubuntu.com/"
 SUPPORT_URL="http://help.ubuntu.com/"
 BUG_REPORT_URL="http://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
 VERSION_CODENAME=xenial
 UBUNTU_CODENAME=xenial

* バージョンの更新 [#p7988807]
Ubuntu 16.04 LTS をUbuntu 18.04 LTS にバージョンアップする方法

(参考)
- ubuntu 16.04 18.04 アップデート - Google 検索 
https://www.google.com/search?q=ubuntu+16.04+18.04+%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%88
- Ubuntu 16.04 から 18.04にアップグレードする手順 - YoshinoriN's Memento 
https://yoshinorin.net/2018/08/22/ubuntu1604-upgrade-to-1804/

** 事前実行コマンド [#a2bce0a6]
まず、Ubuntuのアップグレードの前に下記のコマンドを順番に実行してパッケージを更新します。
 sudo apt update
 sudo apt upgrade
 sudo apt dist-upgrade

*** GRUBの設定 [#z69ecc2b]
途中で、GRUB(OSのブートローダー)の設定をどうするか?と聞いてきました。
調べてみると、とりあえず以前の設定をそのまま使うのが無難なようでした。

&ref(ubuntu_update_grub.png);

 keep the local version currently installed
を選択してENTERキーを押します。

(参考)
- OSセットアップ情報(Ubuntu16.04 LTS) – さくらのサポート情報 https://help.sakura.ad.jp/hc/ja/articles/115000045522-OS%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E6%83%85%E5%A0%B1-Ubuntu16-04-LTS-
-さくらのVPS+Ubuntuでapt-get upgrade時にgrubエラー - KEINOS™の日記 https://blog.keinos.com/20170501_2168
>grub(OSのブートローダー)の設定ファイルの新しいバージョンがあるがどうするか聞いてきているようです。
しかし、grubの設定ファイルを置き換えてしまうとVPSを再起動したときに起動しなくなることがあるそうなので、デフォルト(オリジナル)の設定のままにするため2番目の「keep the local version currently installed」を選んでおいた方がいいようです。

** アップグレード実行 [#sa926c2a]
パッケージの更新が終わればいよいよ下記のコマンドでUbuntuをアップグレードします。
 sudo do-release-upgrade

*** キーボードの設定 [#u4e27c91]
途中で、キーボードの設定をどうするか聞いてきました。
日本語で使いたいので、「Japanese」を選択しました。

*** sysctl.confの設定 [#q1817060]
途中で、sysctl.confの設定をどうするか聞いてきました。
調べてみると、とりあえず以前の設定をそのまま使うのが無難なようでした。

&ref(ubuntu_update_sysctl-conf.png);

 N or O : keep your currently-installed version
以前のままの設定で使いたいので、「N」を選択しました。

(参考)
-Linuxのカーネルパラメータをいじくってみる - いますぐ実践! Linuxシステム管理 / Vol.237 http://www.usupi.org/sysad/237.html
>最適に動いてほしいときなどの際に、 カーネルパラメータを操作する必要が生じます。
’’カーネルパラメータとは?’’
そもそも呼び方が、「カーネルパラメータ」だったり「起動オプション」だったり 「引数」だったりと、統一されていないようですが、ここでは、 「カーネルパラメータ」と呼ぶことにします。
カーネルパラメータというのは、カーネルの個々の機能やドライバが解釈して、 それぞれの振る舞いを変更できるようにするためのものです。

- OSの「カーネル・パラメーター」とは、OSの動作を設定する項目のこと。
- 「sysctl.conf」でカーネルパラメーターを設定しておくことができる。

*** ntpの設定 [#g6fe32fd]
途中で、ntp.confの設定をどうするか聞いてきました。

&ref(ubuntu_update_ntp-conf.png);

 N or O : keep your currently-installed version
とりあえず、以前のままの設定で使うことにして、「N」を選択しました。

*** SSHの設定 [#h9385705]
途中で、openssh-serverの設定をどうするか?と聞いてきました。
とりあえず以前の設定をそのまま使うことにしておきます。

&ref(ubuntu_update_openssh.png);

 keep the local version currently installed
を選択してENTERキーを押します。

*** 不要パッケージの削除 [#de806e9b]
更新に伴い、不要になったパッケージを削除するか聞いてきます。
とりあえず、使う予定もないので削除します。
「y」を選択しました。

*** 再起動 [#r5df9088]
更新作業が終わると、システムの再起動をすぐに行うか聞いてきます。
すぐに再起動します。

以上で、更新作業が完了しました。

** 動作確認 [#p112e823]
再度、OSのバージョンを確認して、更新されたかどうか見てみます。
 cat /etc/os-release

以下のように表示されていれば、更新はOKです。
 NAME="Ubuntu"
 VERSION="18.04.2 LTS (Bionic Beaver)"
 ID=ubuntu
 ID_LIKE=debian
 PRETTY_NAME="Ubuntu 18.04.2 LTS"
 VERSION_ID="18.04"
 HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
 SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
 BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
 PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
 VERSION_CODENAME=bionic
 UBUNTU_CODENAME=bionic 

=16.04から18.04に更新された。

* 修正パッチの更新 [#qdcf9e42]



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