[[ネットワーク用語]] > OSI参照モデル

* OSI参照モデル [#s88edc64]

OSI参照モデル = Open Systems Interconnection Reference Model

- [[ネットワークアーキテクチャ]]として、複雑な構造の[[OSI]]は普及せず、シンプルな構造の[[TCP/IP]]が普及した。
- OSI参照モデルは、教育用の概念として残った。

[[OSI参照モデル - Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/OSI%E5%8F%82%E7%85%A7%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB]]
>OSI参照モデル(OSIさんしょうモデル、英: OSI Reference Model)は、国際標準化機構(ISO)によって策定された、コンピュータの持つべき通信機能を階層構造に分割したモデルである。
OSI基本参照モデル、OSIモデルなどとも呼ばれ、通信機能(通信プロトコル)を7つの階層に分けて定義している。
 
OSI参照モデルは、1977年から1984年にかけて定義された[[OSI]]のために策定されたが、[[OSI]]自体は普及せずにOSI参照モデルがネットワークの基本モデルとして広く参照されるようになった。

>''TCP/IPとOSI参照モデル''
TCP/IPの基本仕様は1982年頃にはほぼ固まっており、OSI参照モデルは1984年に完成した。
当初の予定ではOSI参照モデルを基に、準拠した通信機器やソフトウェアが開発・製品化していくはずであったが、TCP/IPが1990年代中ごろから急速に普及した為、OSI準拠製品は普及しなかった。
OSI参照モデルはネットワークの基本として残り、互いを補い合う形に落ち着いた。

>国際標準化機構 (ISO) によって制定された、異機種間のデータ通信を実現するためのネットワーク構造の設計方針「開放型システム間相互接続 (Open Systems Interconnection、OSI)」に基づいて通信機能を以下の7階層(レイヤ)に分割する。

-''第7層 - アプリケーション層''
 具体的な通信サービス(例えばファイル・メールの転送、遠隔データベースアクセスなど)を提供。HTTPやFTP等の通信サービス。
-''第6層 - プレゼンテーション層''
 データの表現方法(例えばEBCDICコードのテキストファイルをASCIIコードのファイルへ変換する)。
-''第5層 - セッション層''
 通信プログラム間の通信の開始から終了までの手順(接続が途切れた場合、接続の回復を試みる)。
-''第4層 - トランスポート層''
 ネットワークの端から端までの通信管理(エラー訂正、再送制御等)。
-''第3層 - ネットワーク層''
 ネットワークにおける通信経路の選択(ルーティング)。データ中継。
-''第2層 - データリンク層''
 直接的(隣接的)に接続されている通信機器間の信号の受け渡し。
-''第1層 - 物理層''
 物理的な接続。コネクタのピンの数、コネクタ形状の規定等。銅線-光ファイバ間の電気信号の変換等。 

[[OSI参照モデルとは【OSI reference model】(OSI階層モデル) - IT用語辞典>http://e-words.jp/w/OSIE58F82E785A7E383A2E38387E383AB.html]]
>OSI参照モデル 【OSI reference model】(OSI階層モデル)
読み :オーエスアイさんしょうモデル
別名 :OSI layer model, OSI基本モデル, OSI基本参照モデル, OSI基本階層モデル, OSIモデル, OSI参照, OSI階層, OSI基本階層
 
国際標準化機構(ISO)により制定された、異機種間のデータ通信を実現するためのネットワーク構造の設計方針「OSI」(Open Systems Interconnection)に基づき、コンピュータなどの通信機器の持つべき機能を階層構造に分割したモデル。
通信機能を7階層に分け、各層ごとに標準的な機能モジュールを定義している。
「OSI基本参照モデル」「OSIモデル」などとも呼ばれる。
 
第1層(物理層)は、データを通信回線に送出するための電気的な変換や機械的な作業を受け持つ。ピンの形状やケーブルの特性なども第1層で定められる。
 
第2層(データリンク層)は、通信相手との物理的な通信路を確保し、通信路を流れるデータのエラー検出などを行う。
 
第3層(ネットワーク層)は、相手までデータを届けるための通信経路の選択や、通信経路内のアドレス(住所)の管理を行う。
 
第4層(トランスポート層)は、相手まで確実に効率よくデータを届けるためのデータ圧縮や誤り訂正、再送制御などを行う。
 
第5層(セッション層)は、通信プログラム同士がデータの送受信を行うための仮想的な経路(コネクション)の確立や解放を行う。
 
第6層(プレゼンテーション層)は、第5層から受け取ったデータをユーザが分かりやすい形式に変換したり、第7層から送られてくるデータを通信に適した形式に変換したりする。
 
第7層(アプリケーション層)は、データ通信を利用した様々なサービスを人間や他のプログラムに提供する。
 
OSI参照モデルはISO 7498として規格化されており、ITU-TS(国際電気通信連合・電気通信標準化セクタ)もX.200という勧告で同じものを定義している。

** 図解 [#z72c4d06]

CENTER:&ref(zu1.jpg);
>http://www.m-system.co.jp/mstoday/plan/serial/2006tale/03/index.html

CENTER:&ref(fgc8_2_10_1.gif);
>http://www.miyazaki-gijutsu.com/series4/densi0825.html

CENTER:&ref(OSI.png);
>http://www.mm-labo.com/computer/tcpip/basic/OSI.html

CENTER:&ref(2129583.gif);
>http://www.atmarkit.co.jp/icd/root/08/5798908.html

CENTER:&ref(fig1.gif);
>http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/network/tcpip003/tcpip02.html

CENTER:&ref(tcpip0801.jpg);
>http://atnetwork.info/tcpip/tcpip08.html

CENTER:&ref(zu2.gif);
>http://www.m-system.co.jp/ofnetwork/ethernet/tcp-udp.html

** リンク [#h86e7498]
[[OSI]]

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