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TOS

TOS = Type Of Service

TOSとは【Type Of Service】 - IT用語辞典

TOS 【Type Of Service】
読み :ティーオーエス
 
IPv4のパケットのヘッダを構成するフィールドの一つで、通信サービスの種別を伝えるもの。
転送の優先度などを示す目的で利用され、ヘッダの先頭から9ビット目~16ビット目の8ビット(1バイト)が使われる。
 
値の設定の仕方は主に二通りある。
一つは、先頭3ビットで転送の優先度(“precedence”と呼ばれる)を8段階で示し、次の4ビットで遅延、スループット、信頼性、コストの中から最も重視する項目を示す。
後者の4ビットのフィールドのことも(狭義の)TOSと呼ぶ。
もう一つは、先頭6ビットを使って64段階の優先度の指定を行う方式で、「DSCP」(Differetiated Services Code Point)と呼ばれる。

TOS(トス。Type of Service):RBB TODAY (ブロードバンド辞典)

TOS(トス。Type of Service)
 
IPv4ヘッダ内にあるサービスの種別。
上位層のアプリケーションが要求するタイプ(最小遅延、最大信頼性などのタイプ)を示します。
トラフィックの種別(あるいは特性)によって優先順位なども決定します。

Quality of Service - 優先度の決定 - Wikipedia

優先度の決定
ルーターやレイヤー3スイッチにおいて実行される優先制御と帯域制御のいずれの機能もパケットの処理順に差を付けるという点では同じである。
ルーターがパケットの優先度を決める方法には大きく分けて2つあり、1つは送信元や送信先のIPアドレス、使用プロトコル、ポート番号で決める方法。
もう1つはパケットの優先度を明示的にパケット内のフィールドで指定する方法である。
後者の場合にはIPヘッダーの中にTOSやDSCPといったQoS指定の専用フィールドを持つ。

  • TOS(Type of service)はIPヘッダーの9~16ビット目のフィールド。
    先頭の3ビットを「IPプレシデンス」と呼ばれ、8段階の転送優先順位を指定する。
  • DSCP(Differentiated services code point)はTOSフィールドの中の先頭の6ビットを使って64段階の転送優先順位を指定する。
ToS-DSCP.PNG

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