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[[ネットワーク用語]] > RPO

RPO = Recovery Point Objective = 復旧時点目標

障害発生からどの地点までデータを復旧できるかを表す指標。

[[RPO(recovery point objective) - @IT情報マネジメント用語事典>http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/rpo.html]]
>''RPO (recovery point objective)''
復旧時点目標 / 目標復旧時点 / リカバリポイント目標

> バックアップ/リストア作業やディザスタ・リカバリにおける指標で、バックアップ・データを取得するタイミング、ないし頻度のこと。災害や事故、障害の発生によるシステム停止時に、どの時点までさかのぼってデータを回復させるかを示す。
> バックアップ/リストア作業やディザスタ・リカバリにおける指標で、&color(red){バックアップ・データを取得するタイミング、ないし頻度};のこと。災害や事故、障害の発生によるシステム停止時に、どの時点までさかのぼってデータを回復させるかを示す。

> 一般に企業の情報システムの運用管理では、ハードウェア故障や論理障害などによるデータ喪失に備えて、データのバックアップを行う。障害が発生した場合はこのバックアップ・データからリストアを行うが、復元データは直近のバックアップ時の内容に戻ることになる。このデータ・リストアによってリカバリ可能な過去のある時点――すなわち、バックアップを取るタイミング(の予定、目標値)をRPOという。これはデータ鮮度を示すものであり、バックアップ計画を考えるうえでも重要な指標となる。

> バックアップ・ツールなどでは通常、「毎週○曜日の○時」「毎日○時」「○時間ごと」「○分ごと」「○秒ごと」のように、バックアップを実施する間隔として指定する。これは最大値であるため、実際の復旧時点はRPOの値よりも短くなる。

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CENTER:RPOのイメージ

> また、「毎日夜間に差分バックアップを、月に1度フルバックアップを行う」というように、内容とタイミングの異なるバックアップを行っている場合は、復旧を行う際にどの時点・どの内容のバックアップデータをベースに作業を進めるかを検討することになる。応急措置的復旧と本格的復旧でRPOの異なるバックアップ・データを利用することも考えられる。

> RPOは&color(red){“この時点のデータ内容を保証する”};ものだが、逆にいえばRPOを超えた時間はデータ復旧が保証されない期間(喪失許容期間)となる。予期せぬシステム障害による喪失データ量を少なくしたければPROの短縮が求められるが、一般にRPOが短くなればなるほど頻繁にバックアップを行うことになり、高価なバックアップ・システムが必要となる。

> RPOの短縮には、「レプリケーション」「ミラーリング」「定期スナップショット」などの技術が用いられ、“データ損失ゼロ”をうたうソリューションも存在する。

[[RPO(Recovery Point Objective: 目標復旧地点) | BCM Navi 用語集>http://www.newton-consulting.co.jp/bcmnavi/glossary/rpo.htm]]
>''RPO(目標復旧地点)の定義''
RPO(Recovery Point Objective:目標復旧地点)とは、損壊・紛失したデータを復旧させる際の「復旧目標に関わる指標」の1つであり、&color(red){「データの古さ(世代)」};を指します。より具体的には、何らかの理由によりデータが損壊・紛失してしまった際の、決められた時間内(RTO:目標復旧時間)に、少なくともどの時点(どれくらいの古さ;世代)のデータを復旧しなければならないのか、といったときの「どの時点(どれくらいの古さ)のデータ」のことを意味します。
 
なお、ここで言う「何らかの理由」とは、地震や火災、落雷または物理的な機械故障によるシステム障害など、組織がその発生を予期しづらく、また、有効な防止策を打ちづらい大きな事故・災害を指します。
 
ちなみに、RPO(目標復旧地点)は、[[RTO]]とセットで使われる点でRLO(Recovery Level Objectve:目標復旧レベル)と、ほぼ同じ意味で使われる場合がありますが、多くの場合、特に「データの目標復旧」について言及する際に用いられます。

* リンク [#tb04926a]
[[RTO]]
[[BCM]]
[[BCP]]


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