[[ネットワーク用語]] > FCS

* FCS [#ma639f8b]

FCS = Frame Check Sequence

[[Frame Check Sequence - Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/Frame_Check_Sequence]]
>Frame Check Sequence (フレームチェックシーケンス、以下FCSと略す)は通信プロトコルにおいて&color(red){データの誤り検出および訂正を行う};ため、フレーム内に付け加えられる特別な&color(red){チェックサム符号};のことである。
 
フレームを送り出すホストコンピュータはその各々のフレームのチェックサムを計算し、その結果をフレームに記載してから送出、フレームを受け取ったホストコンピュータは同じアルゴリズムでチェックサムを再計算、記載されているチェックサムと計算結果が同じかどうか突合せ、同一の場合、データは正常なものとして受託、異なった場合はデータは破損しているものとみなし破棄、送出したホストコンピュータに同じフレーム再送を要求する。CRCはFCSを計算する際によく用いられる。
イーサネットのフレーム、フレームの末端にFCSが存在する
 
FCSはイーサネット、X.25、HDLC、フレームリレーなどデータリンク層の通信プロトコルで用いられる。

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[[FCSとは【Frame Check Sequence】 - IT用語辞典>http://e-words.jp/w/FCS.html]]
>FCS 【Frame Check Sequence】
読み :エフシーエス
 
データをフレームという単位で分割して送受信する通信システムにおいて、受信した&color(red){フレームに誤りがないか調べるために付加されるデータ};。
 
FCSは送信側がデータの内容などを元に一定の手順で演算を行って算出した値で、データの末尾などに付加されて送信される。
受信側は受け取ったデータから同様の演算を行い、算出した値がFCSに一致するかどうかを調べることで、通信途上で内容が壊れていないかどうか調べることができる。
演算の内容は通信プロトコルの仕様などによって定められており、&color(red){CRC(巡回冗長符号)};などがよく使われる。

[[FCSとは 「フレームチェックシーケンス」 (Frame Check Sequence): - IT用語辞典バイナリ>http://www.sophia-it.com/content/FCS]]
>FCS
フルスペル:Frame Check Sequence
読み方:エフシーエス
別名:フレームチェックシーケンス,フレーム検査シーケンス
 
FCSとは、フレームリレーにおいてエラーを検出するためのチェックサムを用いた誤り検出方式の一種である。
 
FCSにおいて、データを送信するホストコンピュータは全フレームをチェックサムによって計算し、FCS情報としてデータ本体とともに送信する。
受信側のコンピュータは送信側で用いられたアルゴリズムと同じアルゴリズムを用いてデータをチェックサムで計算し、受信したFCSと計算結果とを比較する。
この比較によって、データに損失があったかどうかを検出することができる。
この際、データに損失があった場合には、受信側コンピュータは受け取ったデータを廃棄して再送信を要求することができる。
 
&color(red){FCSはデータリンク層で扱われるプロトコルで、巡回冗長検査(CRC)方式においてよく使用されている。};
また、EthernetやHDLCでもFCSが応用されている。

[[Ethernetの標準規格(IEEE 802.3)MAC層のフレーム構造|シスコム株式会社>http://www.syscom-net.co.jp/doc/tech/ethernet-2-1.html]]
>''フレームチェック部(Frame Check Sequence)''
フレームの伝送誤り検出用に付加される&color(red){4オクテット(32ビット)のフィールド};で、バースト誤り検出能力が高いと言われているでAutoDIN II多項式によって生成されるCRC(Cyclic Redundancy Check)値が格納されます。
CRCの計算範囲は、送信先・送信元アドレス部、データ長部、データ部(PAD含む)です。
受信側でも同様のアルゴリズムでCRC値を計算して比較し、一致しない場合はエラーフレームとして廃棄されます。
フレームの各オクテットは、フレームチェック部を除いて下位ビット側からネットワーク上に送出されます。
フレームチェック部だけは上位ビットから送出され、32ビットのデータが上位ビットから下位ビットへ連続した形を保ちます。

>また、以下の項目に一つでも該当する場合は無効フレームとして廃棄し、上位層であるLLC層にデータを渡してはいけないことが定義されています。但し、エラー集計等の管理用としての利用は許可されています。
+ データ長フィールドの値から類推されるフレーム長と実際のフレーム長に矛盾がある場合
+ プリアンブル部を除いたフレーム長がオクテットの整数倍になっていない場合(余分なビットはドリブルビットと呼ばれます)。
+ CRCエラーとなった場合。

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>図11 IEEE 802.3 転送フレームのビット送信順


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