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TFTP †
TFTP = Trivial File Transfer Protocol
Trivial File Transfer Protocol - Wikipedia
Trivial File Transfer Protocol(トリビアル ファイル トランスファー プロトコル、TFTP)は、UDPを用いてコンピュータ間でファイルを転送するためのプロトコルである。
FTPに比べて軽量・単純なプロトコルである。
認証機能が無いためにユーザ名やパスワードを必要としない。
ポート番号69をデフォルトとして使用する。
Remote Installation ServicesやPXEなどのネットワーク・ブート環境において、ディスクレスマシンがブートする際、BOOTPやDHCPで構成情報を取得した後に、実際のOSコードをサーバから取得する際に利用される。
また、ルータなどの設定の読み取りや書き込みなどにも用いられる。
TFTPはTCP/IPネットワーク上でファイルのやり取りを行うためのプロトコル、若しくはこのプロトコルを実装したアプリケーションを指します。
そもそもTFTPはTrivial FTPの略で、直訳すると「取るに足らないFTP」となります。
これはプロトコルの機能や動作が非常に原始的で簡素なところから付けられた名前のようです。
FTPの名が付いておりFTPもファイル転送のためのプロトコルですが、TFTPとは全く関係がありません。
TFTPはFTPと違いUDPが使われ、コネクションレスモードで動作をします。
このためIP/UDPが提供するもの以外の信頼性はTFTPが自分で提供する必要があります。
ただし、TFTPはTCPを使わないためサイズの小さいデータのやり取りに適している点、プロトコルが単純なためアプリケーションも単純なもので良い点とFTPには無いTFTPのメリットを挙げる事ができます。
プロトコルが単純なためアプリケーションのサイズが小さいので、ネットワーク機器やディスクレスのコンピュータシステム等のROMにもアプリケーションを保存する事が出来、それらがやり取りをするデータの転送に使われることが多いプロトコルとなっています。
TFTPの特徴
- TCPではなくUDPを使うコネクションレスモードで動作
- ユーザ認証機能は無い
- コマンドは読み出し(RRQ)と書き込み(WRQ)、応答確認(ACK)のみ