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IP-SAN †
IP-SAN = Internet Protocol Storage Area Network
IP-SAN
【よみ】あいぴーさん
【英名】Internet Protocol Storage Area Network
ストレージ装置とサーバーの接続にIPのネットワーク技術を使用するSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)の総称。
相互接続にファイバ・チャネルを使用しているSAN(FC-SAN)に比べ、通常のネットワーク機器の流用が可能であることから導入コストが安価である、専用線を含め広範囲にインフラが整備されているので長距離接続が可能である、TCP/IPを使用しているので管理者が対応しやすいといったメリットがある。
しかしながら、IP-SANはFC-SANに置き換わるものではなく、互いに不足している点を補完し合い、ハイブリッドの形で普及していくものと考えられている。
IP-SANを実現する方式として、独立した複数のFC-LANを接続して仮想的にひとつの大きなストレージを構成するFCIP(Fibre Channel over IP)、FCアドレスとIPアドレスをマッピングしてルーティングを行うiFCP(Internet Fibre Channel Protocol、SCSIデータをイーサネットなどのIP回線を経由して伝送するiSCSI(internet SCSI)が実用化されている。
http://enterprisezine.jp/article/detail/291?p=2
IPの世界へ広がり行くSAN
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/tanpatsu/14ipsan/01.html
IPネットワークによるSANを構成するための3つの標準規格