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クラスフルアドレス †
クラスフルアドレス = classful address
クラスフル
classfull
クラス単位でIPアドレス(IPv4)を割り当てる方法。
クラスは,IPアドレスのネットワーク部の長さにより数種類あり,8ビットのクラスA,16ビットの同B,そして24ビットの同Cなどがある。
クラスの概念にとらわれないクラスレスなCIDR(classless inter-domain routing)が登場したため,反対語としてクラスフルと呼ばれるようになった。
クラスレスIPアドレスは,各事業者のインターネット接続サービスで一般的に使われるようになっている。
ネットワーク部を28ビットや29ビットにしてホスト数を16個や8個に限定している。
クラスフルアドレスとは、サブネットを使用しないアドレスであること。
例えば、
IPアドレス10.1.1.1(クラスA)の場合→network 10.0.0.0
IPアドレス172.16.1.1(クラスB)の場合→network 172.16.0.0
IPアドレス192.168.1.1(クラスC)の場合→network 192.168.1.0
クラスフルアドレス
IPv4 アドレスの先頭オクテットの値により固定的にネットワークアドレスのプリフィクス長を定めて解釈する、初期の方法によるIPアドレスです。
class A は第一オクテットが 1~127 でプリフィクス長は /8 、
class B は第一オクテットが 128~191でプリフィクス長は/16、
class C は 第一オクテットが 192~223 でプリフィクス長は /24 です。
レイヤ3 クラスフルアドレッシング - 3 Minutes Networking
IPアドレスは以下のような形だ。
10101100.00000101.00100010.00001011 172.5.34.11 ネットワーク番号 ホスト番号
32ビットで 4つのオクテットに分かれている、と。
その32ビットは、ネットワーク番号とホスト番号の2つから成る。
順序もネットワーク、ホストの順番だ。
クラス | 第1オクテット | 第2オクテット | 第3オクテット | 第4オクテット |
A | ネットワーク番号 | ホスト番号 | ||
B | ネットワーク番号 | ホスト番号 | ||
C | ネットワーク番号 | ホスト番号 | ||
D | マルチキャスト用 | |||
E | 研究用 |
クラスAは最初の8ビット、つまり最初のオクテットがネットワーク番号で、残りがホスト番号だ。
クラスBは、16ビットと16ビット。クラスCは24ビットと8ビットになる。
クラスDとEは特別なアドレスで、商用に割り当てられない。
5つのクラスは、最初のオクテットの先頭の何ビットかで判別する。
クラス | 第1オクテット | 10進数で表記した場合 | ||||
A | 0 | 0.x.x.x ~127.x.x.x | ||||
B | 1 | 0 | 128.x.x.x ~191.x.x.x | |||
C | 1 | 1 | 0 | 192.x.x.x ~223.x.x.x | ||
D | 1 | 1 | 1 | 0 | 224.x.x.x ~239.x.x.x | |
E | 1 | 1 | 1 | 1 | 240.x.x.x ~255.x.x.x |
例えば、IPアドレス32ビットの先頭ビットと2ビット目が「10」ならばそれはクラスBなのだよ。
この場合、クラスBの範囲は、
「10000000000000000000000000000000」から
「10111111111111111111111111111111」の
「128.0.0.0~191.255.255.255」になる。
IPアドレスを見れば、そのクラスがわかるんですね。
例えば、「10.1.1.1」なら、
「00001010000000010000000100000001」だから、
先頭ビットが「0」なのでクラスAと。
グローバルIPアドレスクラス(Global IP address classes) - technotype
インターネット上に無数に存在するネットワークは、それぞれ規模が異なります。
そこでネットワークの規模や目的に合わせて、ネットワーク部とホスト部の大きさを調整したフォーマットが幾つか規定されています。
このフォーマットをクラス(class)と言います。
クラスのネットワーク部とホスト部の境界は識別ビットパターンで判断できます。
このようにフォーマットのネットワーク部とホスト部の境界が固定された形式を固定境界方式、またはクラスフル(Classfull)と言います。
クラスは全部で5つ用意されています。
Class | IP address | Default mask | Descritioon |
A | 1.0.0.0 - 127.255.255.255 | 255.0.0.0 | 大規模ネットワーク用 (16777214台) |
B | 128.0.0.0 - 191.255.255.255 | 255.255.0.0 | 中規模ネットワーク用 (65534台) |
C | 192.0.0.0 - 223.255.255.255 | 255.255.255.0 | 小規模ネットワーク用 (254台) |
D | 224.0.0.0 - 239.255.255.255 | - | マルチキャスト用 |
E | 240.0.0.0 - 247.255.255.255 | - | 実験用 |
このようなクラスフル方式はアドレス空間の利用効率が低いため、 現在はCIDRのようなクラスレス(Classless)方式が使われています。
リンク †
ネットワーク部とホスト部の境界、クラスフルとクラスレス- @IT自分戦略研究所
http://jibun.atmarkit.co.jp/lskill01/rensai/ccnatai09/ccnatai01.html