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エニーキャスト †
エニーキャスト = anycast
エニーキャスト(英: anycast)は、ルーティングトポロジーから見てデータを「最も近い」または「最もよい」あて先に送信するネットワークのアドレッシング/ルーティング手法である(anycast―どこかに送信)。
エニーキャストとは 「IP Anycast」 (Anycast): - IT用語辞典バイナリ
エニーキャスト
別名:IP Anycast
【英】Anycast
エニーキャストとは、IPv6で使用される通信方式のひとつで、特定のグループに対して情報を送信し、そのグループの中の最適な一台に情報を送信することができる通信方式のことである。
エニーキャストでは、グループを対象としてエニーキャストアドレスと呼ばれるIPアドレスが割り当てられており、グループに対して情報が送信される。グループの中でも「ネットワーク的に最も近い位置にある」といった最適な条件を持つ対象が、情報を受け取ることになる。
ちなみに、通信方式の中でも1対1で行われる(最も一般的な)通信はユニキャストと呼ばれ、複数の相手を指定して情報を同報送信する方式はマルチキャストと呼ばれる。ネットワーク上のすべての対象に同報送信する通信方式はブロードキャストと呼ばれている。
エニーキャスト(Anycast):RBB TODAY (ブロードバンド辞典)
エニーキャスト(Anycast)
特定グループ内の最適なホストとの通信。
IPv6には、ユニキャスト、エニーキャスト、マルチキャストの3つの通信方式があり、これに対応したユニキャスト・アドレス、エニーキャスト・アドレス、マルチキャスト・アドレスがあります。
ユニキャスト(Unicast)通信は、通常のインターネット通信で行われている1対1通信のことです。
これに対してエニーキャスト通信は、IPv6で定義された、ある特定のグループ(例えばDNSサーバなど)を指定して、その特定グループ内の最適な1台と通信を行う場合に使用される方式です。
IPv6style:ユニキャスト、マルチキャスト、エニーキャスト
現在のIPv4の世界でも、「マルチキャスト」という言葉は時々聞かれる。
1度の送信により、指定したグループに属するノードに対して同報送信をするという意味である。
これに対し、通常の1対1の通信のことを「ユニキャスト」と呼ぶこともある。
これに関連して、IPv4で使われるもう1つの言葉は「ブロードキャスト」である。これは特定リンク上のすべてのノードに対して送信を行うということである。
IPv6では、「ユニキャスト」、「マルチキャスト」に加え、「エニーキャスト」が定められている。
「ブロードキャスト」は、言葉としてはなくなっているが、マルチキャストの1つの形態として考えられている。