ネットワーク用語

1: 初心者: 2013-10-11 02:38:41   ID:k2lhWI2YSiwX 編集
ネットワーク技術の話で出てくる、専門用語について語りましょう!
よろしくお願いします。

ネットワーク用語 → http://program.sagasite.info/wiki/?%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E7%94%A8%E8%AA%9E
2: スロット時間: 2013-10-11 02:51:52   ID:k2lhWI2YSiwX 編集
スロット時間
http://itpro.nikkeibp.co.jp/word/page/10007180/

CSMA/CD方式のネットワークで衝突検出と再送の手順を正常に動作させるために確保する時間。

IEEE802.3では,1M~100Mビット/秒の各種イーサネットで512ビット時間,1Gビット/秒のイーサネットで4096ビット時間と決められた。

ビット時間は1ビットのデータを送信するのに要する時間のこと。
512ビットは最小フレーム長である64バイトに相当するため,実質,フレーム一つ分を送信するのに要する時間となる。
なお,512ビット時間の実時間は,10Mビット/秒のイーサネットの場合で51.2マイクロ秒となる。

 スロット時間を決めることで,例えば,ネットワークの片端につながった端末が1個のフレームを送信し始めた時,その端末がフレームを送信し終わっていないにもかかわらず,反対側の片端につながった端末がデータの送信を開始してしまうことを防ぐ。

 スロット時間を決めてしまったことで,高速化を図ったときに拡張性を確保できないという問題が生じた。
例えば,スロット時間を512ビット時間に据え置いたまま100Mビット/秒から1Gビット/秒へと10倍の高速化を図った場合,伝送距離は10分の1の10mと極端に短くなってしまう。
そこで,ギガビット・イーサネットの標準仕様ではスロット時間を4096ビット時間に変更した。
これに伴い,最小フレーム長は512バイトとなった。
3: キャリア・エクステンション: 2013-10-11 02:55:17   ID:k2lhWI2YSiwX 編集
キャリア・エクステンション
http://itpro.nikkeibp.co.jp/word/page/10007151/

carrier extension

ギガビット・イーサネットの最小フレームを512バイトへ拡張するために付加するビット列。
ギガビット・イーサネットの半2重通信時に適用する。

 CSMA/CDを使うイーサネットでは,伝送路中の衝突をすべての端末に通知する。
ところが,ギガビット・イーサネットで従来の最小64バイトのフレーム長のデータをやり取りすると,最大伝送距離が10mほどになってしまった。

→ スロット時間

 イーサネットの既存のフレーム・フォーマットにキャリア・エクステンションを付加し,最小フレーム長を512バイトに拡張することで,伝送距離を最大100mに延長できた。

 本来,ギガビット・イーサネットは光ファイバまたはUTPをLANケーブルとして使うため,ギガビット・イーサネットを単独で利用するLAN環境であれば,半2重で通信することはない。
しかし,実際のLAN環境では10BASE-Tなど半2重で通信する下位規格と混在して構築されることもあるため,半2重通信も想定することで下位規格と相互接続できるようにした。
4: フレーム・バースト: 2013-10-11 02:58:06   ID:k2lhWI2YSiwX 編集
フレーム・バースト
http://itpro.nikkeibp.co.jp/word/page/10007239/

frame burst

ギガビット・イーサネットの半2重通信時に,複数のデータ・フレームをまとめて送信し,スループットを向上させる技術。

ギガビット・イーサネットの半2重通信時は,イーサネットのフレーム・フォーマットに「キャリア・エクステンション」を付加して,到達可能距離を100mに延ばしている。
しかし,余分なビット列を付加するため,スループットは100Mビット/秒程度に低下する。
そこで,複数のフレームをまとめて送信することで,スループットを向上させる。

 しかし,ギガビット・イーサネットで半2重通信を使う場合がほとんどないため,実際には使われていない。
5: キャリア・エクステンション: 2013-10-11 03:21:05   ID:k2lhWI2YSiwX 編集
キャリア・エクステンション の分かりやすい説明図がありました。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NNW/NETPOINT/20031021/4/
余分なデータを着せて距離を延ばす

 しかし、イーサネットが過去との互換性を保ちながら発展してきた以上、CSMA/CDをあっさりと捨て去るわけにもいかない。
そこでギガビット・イーサネットでもCSMA/CDを実現できるように考え出された苦肉の策がキャリア・エクステンションというしくみである(図3[拡大表示])。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NNW/NETPOINT/20031021/4/zu3.html

これは、最小フレーム・サイズが64バイトでは足りないから、無理やりダミーのデータを付け足して512バイト(4096ビット)まで大きくし、距離を延ばしてしまえという強引なアイデアである。
こうすることで、100Mイーサネットと同じ100mのケーブルでCSMA/CDをサポートできるのである。
6: HLENとPLEN: 2013-10-11 03:34:43   ID:k2lhWI2YSiwX 編集
ARPフォーマットに出てくる「HELN」「PLEN」とは?

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0305/09/news003_2.html

■HLEN(0x06)
 「HLEN(hardware address length)」はMACアドレスの長さを表す。
イーサネットの場合はこの値は「6」となっており、MACアドレスは6bytes(48bit)であることを示している。

■PLEN(0x04)
 「PLEN(protocol address length)」は上位のプロトコルで利用されるアドレス情報の長さを表す。
Version 4のTCP/IPプロトコルではIPアドレスは4byte(32bit)であるので、このフィールドの値は「4」となっている。

H → Hardware address → MACアドレス → 48ビット → 6バイト
P → Protocol address → IPv4 → 32ビット → 4バイト

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